介護を必要とする方に適切な介護サービスを提供し、介護を行う者に対して指導やアドバイスを行えるようになりたいと思い、介護福祉士試験を受けようとしている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
介護福祉士は介護系唯一の国家資格で、介護のプロフェッショナルです。
その介護福祉士国家試験は誰でも受かるものなのでしょうか。今回は、合格率などの数字からみた介護福祉士国家試験についてご説明します。
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第34回介護福祉士国家試験の合格率は72.3%
第34回介護福祉士国家試験の2022年の受験者数は83,082人で、合格者は60,099人、結果72.3%の合格率でした。ざっと100人受けたら約72人が受かるということです。
また遡ってみましょう。
第33回介護福祉士国家試験の2021年の受験者数は84,483人で、合格者は59,975人、結果71%の合格率。
第32回介護福祉士国家試験の2020年の受験者数は84,032人で、合格者は58,745人、結果69.9%の合格率。
第31回介護福祉士国家試験の2019年の受験者数は94,610人で、合格者は69,736人、結果73.7%の合格率。
以上のような結果になっています。この結果からも介護福祉士の合格率は約70%になっていることがわかると思います。
高齢化が進む日本の介護業界では、今後も急速にニーズが高まっていく資格といえるでしょう。
働きながら勉強をして合格した方の数は53,090名
今回、合格した方のうち大学や専門学校などの介護福祉養成施設と福祉系高等学校、その他以外で、働きながら合格した方の数は53,090名です。比率は72.6%でした。
その職種はと言うと、社会福祉施設の介護職員、訪問介護の職員、老健・介護医療員の介護職員、そして医療機関の看護補助者等になります。
全体の合格者数60,099人のうち、53,090名の多くの方が仕事と勉強を両立して合格できたというわけです。
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中高年以上の合格者数は約48%
合格者が多い年代を見ていくと、全体の合格者数60,099人に対して、中高年以上の合格者数は約48%で多くの割合を占めています。
中高年からこの資格を目指す方が多い理由は、介護士のお仕事は中途採用で働く方が80%を超えています。このお仕事の全体の60%以上を、50代以上の年代の方が占めていることもあり、中高年からでも再チャレンジしやすい環境にあることが1つの要因です。
まとめ
今回は、合格率などの数字からみた介護福祉士国家試験についてご説明しました。
誰でも受かるというわけにはいきませんが、受験者数に対して約70%が合格できるという結果が理解できたかと思います。また、合格者のうち、72.6%は仕事と勉強を両立して合格された方になります。仕事をしながらでも、しっかり勉強をしておけば合格できる資格ということも理解できたのではないでしょうか。介護福祉士国家試験を受けようと検討されてみてはいかがでしょうか。
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