これから介護福祉士になりたいと思っている方も多いことでしょう。どのようにすれば介護福祉士の資格が取れるのでしょうか?
今回は、介護福祉士になるための要件や受験要項について解説してみたいと思います。
介護福祉士とは
介護福祉士は、高齢者や障がい者の介護について高度な専門知識や技術を有してサービス利用者の身体上や精神上のケアをおこなうと共に介護現場においては、ほかの介護スタッフなどに介護に関する知識、技術の指導や教育をおこなうリーダー的な役割やチームケアの中心的な役割を担います。
介護福祉士の仕事の内容
1987年に制定された「社会福祉士法・介護福祉士法」により誕生した国家資格です。 介護福祉士のおもな仕事は、高齢者や障がい者に対して、移乗、移動介助、排泄介助入浴介助、食事介助身体介助などの「身体介助」などをおこないます。
また、おもにホームヘルパーなどがおこなう掃除、洗濯、日用品の買い物、食事の準備から配膳、下膳などの「生活援助」「レクリエーション活動」などのほか介護サービス利用者の家族に対して介護の不安に対して相談や助言、福祉用具の選定やアドバイスおよび介護技術の指導などもおこないます。
介護福祉士の受験要項
第33回介護福祉士筆記試験の実施要項を下記で紹介します。
【筆記試験要項と日程】
●受験の手引き配布期間:6月下旬に配布予定
●受験申込み:令和2年8月上旬から9月上旬まで
●受験料:15.300円
●試験日:令和3年1月下旬
【介護福祉士実技試験の日程と合格発表日】
●試験日:令和3年3月下旬
●合格発表:3月下旬
なお、第33回(令和2年度)介護福祉士国家試験の詳細は、令和2年6月下旬頃に各都道府県のホームページで、ご案内がありますので確認するとよいでしょう。
介護福祉士筆記試験申込みまでの流れ
①受験の手引きを取り寄せる。
②受験書に必要な書類
・受験申込書
・受験手数料振込払受付証明書貼付用紙
・受験用写真等確認票
・実務経験または、見込証明書(3年以上の実務経験必須)
・実務者研修修了証明書または修了見込証明書(3年以上の実務経験必須)
③所定の申し込み用紙に必要事項を明記して公益財団法人社会福祉振興、試験センターまで郵送する
コチラの記事も参考にご覧ください▶介護福祉士国家試験の申し込み方法
合格基準と合格率
令和1年度の第32回介護福祉士国家試験の結果をもとに下記でみていきましょう。
・受験者数 84.032人
・合格者数 58.745人
・合格基準点 77点
・合格率 69.9%
コチラの記事も参考にご覧ください▶【2020年】第32回介護福祉士国家試験の合格率と合格基準
まとめ
今回は実務者研修からの介護福祉士の受験要件を満たすケースをみてきました。介護福祉士になるためには、いろいろなルートがありますが介護現場で実践的な知識と技術を蓄え、さらに実務者研修の講習や演習でより深く学ぶことが、介護福祉士の国家資格を取得する近道だといえます。
介護福祉士の受験要項をしっかり理解して国家試験の受験に臨むことが重要でしょう。
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