介護福祉士になるには国家試験を目標に!!

介護福祉士とは社会福祉専門職に携われる国家資格です。介護福祉士は介護が必要な高齢者の方や障害を持つ方に対しての介護や介助、生活のアドバイスを行います。
介護福祉士はケアワーカーとも呼ばれており、各種老人ホーム・介護老人保健施設・グループホームといった多岐にわたる職業に携わることが出来きます。
多忙な介護現場を支える大切な職種です。今回はそんな介護福祉士を目指すには何をすべきかを解説していきます。

介護福祉士国家試験の受験

介護福祉士になるには、国家資格を取得する必要があります。介護福祉士資格は、国内唯一の介護福祉系資格であり、国家試験を受験するには幾つかの方法に分かれています。
法改正が度々行われ内容に変化がありましたので、それも踏まえて説明します。

実務経験

3年以上実務経験を積むことで実技試験を免除しつつ国家試験を受けることが出来ます。2017年から実務者研修の受講・修了が条件に含まれました。

養成施設

高等学校を卒業したあと2年制以上の介護福祉士養成施設を卒業、または福祉系大学・社会福祉養成施設・保育士養成施設のどれかを卒業後に1年制以上の介護福祉士養成施設を卒業すると資格を取得できます。
2016年度以前までは、養成施設卒業と同時に国家資格を取得することが出来ましたが、2016年度から2021年度までに卒業した方には暫定的に5年間介護福祉士資格が付与され、その間に国家試験の合格と、卒業後5年間の実務に携わることが条件になりました。

福祉系高等学校

2008年度以前に入学した場合は旧カリキュラムを、2009年度以降に入学した場合は新カリキュラムを修了して卒業後実技試験免除で国家試験を受けられます。(2009年以降特例高等学校に入学した場合は実務に9ヶ月間携わり、実技試験込みで国家試験を受験します。)

経済連携協定(EPA)

EPA介護福祉者とは日本・フィリピン・インドネシア・ベトナムで締結された日尼経済連携協定のことです。国内では平成20年にインドネシアから受け入れが始まっています。
3年以上介護施設での研修を受けて、国家試験に合格すると介護福祉士になれます。

受験勉強のコツ

介護福祉士の国家試験には会場模擬試験が催されており、独学や学校で学ぶだけでなく会場の雰囲気を掴み当日のシミュレーションをするのはとても重要です。
普段の勉強は実践を想定し、制限時間を決めて行い反復して復習しましょう。時間を決めて集中して行うと効率も上がります。

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『受かるんですシリーズ介護福祉士国家試験丸わかりテキスト2021』湘南国際アカデミー

まとめ

国家資格の取得はどの現場でも認められる非常に有効な資格です。職探しに有利なだけでなくスキルアップや同僚や施設の利用者からの信頼も得られます。
今回ご紹介したとおり様々な取得方法がありますので、ご自身の事情にあった方法を選びましょう。