介護士の意外な前職 ~転職前のお仕事は~

未経験の私に介護の仕事ができるの?と不安なかたは是非ご一読ください。超高齢化社会を迎え、これからますます人材の確保が求められる介護業界。
慢性的に人手不足と言われる介護の現場では、様々な職歴の人が働いています。今回は、介護士の意外な前職についてお話しします。

異業種から介護職へ転職する理由は様々

工場のライン作業など、製造業から転職したAさんは、日々の毎日の仕事に面白味を見出す事が出来ず、転職を考えていました。
その際に出会ったのが介護職の求人だったと言います。毎日が単純作業の繰り返しだったAさんは、介護の現場に来て、利用者と会話をしているうちにあっという間に一日が過ぎたと言います。

美容師から介護士に転職したBさんは、憧れだった美容師として就職したものの、手荒れがひどく、悩んだ末に美容師の職を辞めてしまいました。
しかし、職探しをする中で、「お客様と接するのがとても上手い」と以前褒められた事を思い出し、人と接する介護の現場へ入ったと言います。

異業種からの転職で重視されるポイント

介護とは異なる業種からの転職を希望する際、心に留めておいて欲しいポイントがあります。それは、熱意と誠実さを伝える事が重要であるという事です。
異業種で働いていたのなら、経験がないのは当然です。従って面接で重視されるのはその人のやる気と人柄です。
”今は未経験で資格も持っていないが、これから資格を取得したいと思っている”、”お年寄りと触れ合う事が好きで自分はこの仕事に向いていると思う”と言う様に、自分の思いを率直にアピールしましょう。

面接では、介護職の細かい仕事内容よりも、「勤務はシフト制であるが大丈夫か?」「夜勤は可能か?」「今後資格を取ってもらうが勉強も頑張れそうか?」といった質問が出る様です。
きちんと答えられる様にあらかじめ答えを用意しておきましょう。ハローワークを通した求人に応募するのなら、模擬面接をしてもらうのも有効です。窓口で聞いてみましょう。

ほかの業種では得られない喜びも

介護との現場で働く事で得る事が出来る大きな喜びは、施設を利用する人からの感謝の言葉です。仕事として、報酬をもらって行っている介護・介助ではありますが、利用者からは「ありがとう」という言葉をもらえる事が多くあります。
これは介護の現場ならではではないでしょうか? 介護との仕事は楽な事だけではもちろんなく、時に大変な事もあると思います。
ですが他では得られない喜びに気付く事で、やりがいを感じる事が出来る仕事だと思います。

まとめ

今回は、介護士に転職する前の意外な前職をテーマにお伝えしました。先ほども述べましたが介護の現場はまだまだ人材不足です。
経験が無くても、資格が無くても、これから頑張って行くという気持ちがあれば間口は広く開かれています。少しでも介護の仕事に興味があったら、臆する事なく扉をたたいてください。
きっと新しい世界が待っています。