介護職の中でも「社会福祉士」の取得をして給与を上げたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。介護福祉士と同様に社会福祉士は国家資格です。社会福祉士として専門性の高い仕事をすることで安定して高い収入を得たいですよね。今回は、社会福祉士を取得するとの給与はいくらになるのかについてご紹介します。
目次
1.社会福祉士の需要の高まり
2.社会福祉士は資格手当が出る場合も
3.介護福祉士と社会福祉士の給与差
4.社会福祉士の資格を取得すると給与が上がる
1.社会福祉士の需要の高まり
日本では、超高齢社会が問題になっているのは言うまでもないでしょう。支援を必要とする高齢者は増えていく一方で、支援を必要とする方々から相談を受け、適切な支援やサービスへとつなげる社会福祉士の需要は今後も高くなり、活躍の場も広がっていくでしょう。
社会福祉士の多くは、高齢者や障害者の福祉施設やサービス機関に勤務しています。
社会福祉士は今もこれからも社会に求められる資格の一つであることから、将来的にも雇用が守られ、給与面でも安定しやすいといえます。
2.社会福祉士は資格手当が出る場合も
社会福祉士の年収や給与が高いといわれる理由の一つに、資格手当があります。
実際に福祉・介護・医療分野で働く社会福祉士で、資格手当をもらっているのは37%以上です。その資格手当の平均は1万円前後です。勤務先によっては2万円や3万円以上の手当をもらうケースもあり、年収にすると大きな差になると言えるでしょう。
3.介護福祉士と社会福祉士の給与差
【介護福祉士】
介護福祉士は直接的な介護サービスに関する資格です。正社員やパートタイム、派遣の方も含めた平均年収は292万円です。
【社会福祉士】
社会福祉士は相談業務に関する資格です。正社員やパートタイム、派遣の方も含めた平均年収は403万円です。
【介護福祉士と社会福祉士】
この年間給与の差は介護福祉士にはパートタイムや派遣で働く人が多いことが挙げられます。正社員だけで見ると、実際にはここまで大きな差は生まれないといえます。
また、働き方によっては社会福祉士より介護福祉士のほうが、年収が高いケースもあります。
とはいえ、安定した年収を得ながら、専門的な視点からの相談業務といったやりがいのある仕事ができるのは、社会福祉士の魅力の一つといえます。
4.社会福祉士の資格を取得すると給与が上がる
令和2年度に社会福祉振興・試験センターが実施した調査によると、福祉・介護・医療分野で就労している場合の社会福祉士の平均年収は403万円でした。
この平均年収403万円という数字には、正社員以外に契約社員やパートタイム職員、派遣職員も含まれています。正規職員だけで見ると、約49%が平均年収の403万円を超える年収を得ているそうです。
5.まとめ
今回は、社会福祉士を取得するとの給与はいくらになるのかについてご紹介しました。是非、給与アップのために社会福祉士の資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
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