ブランクがあっても社会福祉士の資格を活かそう!

社会福祉士の国家試験に合格された方で結婚や出産、育児によって福祉の仕事をリタイアされた方、また前の職場が長期にわたって働くための環境ではなかった為、今は転職をされている方も、実際は福祉の仕事が好きで仕事に戻りたいと思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

いざ戻ろうと思ってもブランクがあり躊躇している方。埋もれてしまっているあなたの資格をもう一度福祉の世界で活かしてみませんか!今回はブランクがあっても社会福祉士の資格を活かせる仕事をまとめてみました。

■国家試験後にブランクがあると影響するの?

◎国家試験には合格したが登録がまだの方
厚生労働省が管轄している公益財団法人社会福祉振興・試験センターにて国家資格である社会福祉士の試験に合格はしたが、その後何らかの事情によりまだ登録の手続きをされてない方は、登録の申請の期限があるのか心配になるところでしょうが、大丈夫です。

登録申請については手続きする期限の定めはありません。また、合格の無効になることもありません。しかし、登録をしないと社会福祉士の名称をしようすることができないので福祉の仕事をされる場合は速やかに登録申請されることをお勧めします。

◎登録をしているが更新をする必要があるのか?
更新の手続きはありません。ただし、登録をしてこれまでに氏名や本籍地の都道府県名を変更した、登録証を紛失した、現住所を変更したときはその時点で変更等の手続きが必要になってきますので、その手続きをおこなってください。

■社会福祉士の活躍の場

社会福祉士の業務内容はさまざまで就職先によって変わります。就職先には以下のような場所があげられます。

◎病院や保健所などの医療機関
◎地方自治体の福祉事務所
◎老人ホームや児童福祉施設
◎福祉サービスを行う民間企業
◎知的障がい者施設などの社会福祉施設
◎介護の現場(施設を利用したい方に対しての相談業務の専門家としての業務)
・高齢者福祉施設
・グループホーム
・地域包括支援センター
・ケアハウス
・短期入所型施設
◎医療の現場(医療保険の説明や患者さんの不安を和らげることや療養後のマネジメントがあります)
・総合病院
◎福祉の現場(各地域で人々から健康で安心して暮らせるようさまざまな相談に応じ、より良い福祉サービスが提供できるよう暮らしやすい街づくりの支援をします。)
・地域の社会福祉協議会
◎知的障がい者福祉施設
◎身体障がい者福祉施設
◎児童相談所
◎精神障がい者福祉施設
◎母子支援施設

■ブランクがある不安を解消するために

社会福祉士という専門職になると一定期間のブランクがあると現場復帰は不安がつきまとうものです。そのようなブランクを乗り越えるにはどうすれば良いのでしょうか。

◎業界の変化への不安
一度離職して再スタートをしたいのだが現場を離れてしまうと業界の変化に追いつけなかったり、知識がないのでは不安になるでしょう。
そのときは同業の友人に相談してみることで、今の福祉の業界がどのように変化しているか聞けることでしょう。また、本などで福祉の現場の状態を復習するのもいいでしょう。

◎産後に復帰したい
子育てとの両立で以前にように遅くまで残業したりすることができない場合があります。その不安から現場復帰を躊躇されているのなら雇用形態を見直し、残業がないような職場探しを慎重におこないましょう。
また、家族と復職後のイメージを共有して家事の分担などの見直しも行う方がよいでしょう。

■まとめ

ブランクがあるとどのような職業でも不安があります。しかしどこで働くにしても利用者の立場に立ってお仕事を進めていくことを忘れなければ、利用者の方との信頼関係は築くことができ、あなたのアドバイスや助言をこころよく思ってくれるはずです。