理学療法士とスポーツトレーナーの違いを知る

スポーツが好きな方は身体を動かすため、怪我になる可能性も高いですよね。そこで怪我をしてしまった方のカバーをしている仕事があります。
それが理学療法士とスポーツトレーナーです。理学療法士とスポーツトレーナーは似ているような気がしますが、どのようなところが違うのでしょうか。
理学療法士のスポーツトレーナーの仕事内容を調べ、二つの仕事から何が違うのかをチェックしていきましょう。

■理学療法士の役割

理学療法士の役割としては、運動やトレーニングをメインに治療や訓練を行っていき、病気、怪我をした後や障害の機能回復と、日常生活動での維持や改善を図ります。
病気、障がい、怪我でリハビリが必要になった子供から高齢者の方まで、歩く、立つ、座る、を中心とした機能がスムーズに行えるよう対応していきます。

■障がい者やケガをした人に必要な存在

理学療法士はどちらかというと、けが人や障がいを持つ方達がとても必要とされる存在とするのではないでしょうか。
理学療法士と治療、訓練をしていく事で病気、障がいなどの機能回復を図り、日常生活を正常に戻していきたいですね。このようなリハビリ系の仕事には理学療法士が主力となっています。

■スポーツトレーナーの役割

スポーツトレーナーの仕事としては、スポーツ選手がいつでもいいコンディションで活躍できるように、身体の健康管理からトレーニング、そしてスポーツ選手が怪我などをし、ケガや故障をしてしまった時に応急処置、その後のリハビリテーション、完治までの対応と、スポーツトレーナーは、選手生命を預かる仕事。なんてことも言われるほどの仕事となっています。

的確に選手の身体状態を判断し、最適な対応をしっかりとしていくことが重視されています。そして完治したスポーツ選手の身体づくりトレーニングによる能力向上へのサポートをしていく専門家と言えます。

■スポーツ選手に必要な存在

スポーツトレーナーはスポーツ選手にとってとても大事な存在であり、特にプロスポーツの世界で生きていくには、欠かせない存在であるといえますし、身体にきついハードなスポーツほどスポーツトレーナーは確実に必要性が高いといえるでしょう。

骨折、捻挫、打撲、肉離れ、靱帯損傷、その他、身体系の怪我などにすぐに対応することができる頼もしい存在といえるでしょう。

スポーツトレーナーはスポーツ選手以外にも、子供から大人まで健康な体づくりを手助けする存在です。子供には成長の手助け、大人には高齢化に向かって進む身体の退化をカバーしていく、役割などをしています。

■スポーツトレーナーと理学療法士の違い

スポーツトレーナーの仕事は、主に身体のパフォーマンスを少しでも大きく発揮することを目的とした、ものといえるでしょう。
理学療法士のように、怪我のリハビリテーションや完治までの対応より、身体を鍛えていくことにその専門性が発揮されます。
そのため、身体のしくみに関する知識と共に、身体のパフォーマンスを効率よく発揮させることにも直結する栄養に関する知識も同時に求められているところが、一番の違いかもしれません。