介護の仕事に興味はあるが「実際に介護をした経験がない」「介護は大変そう」といった理由で自信がないと思って躊躇している人が多いのではないでしょうか?
今回は、2018年に新設された生活援助従事者研修における内容やメリットなどを説明します。この記事を読み介護に理解を深めていただければ幸いです。
訪問介護(ホームヘルプサービス)とは?
訪問介護とは、ホームヘルパーが高齢者や障がい者の自宅を直接訪問して掃除、調理、洗濯、買い物などの生活援助や、食事の介助、排泄介助、入浴介助など身体介助をおこなう在宅サービスの事を言います。
生活援助従事者研修とは?
訪問介護において生活援助のみをおこなう研修として2018年4月から実施されました。この研修を修了することで生活援助サービスをおこなうことができます。
主な業務下記の通りです。 ・.利用者の自宅、居住スペースの掃除 ・.食事の準備と下膳 ・洗濯と取り込み ・日常生活用品の買い物 ・薬の受け取り などがあります。
なお、身体介護サービスをするには、初任者研修以上の資格が必要です。
研修の受講カリキュラム
生活援助従事者研修は、養成校などで30時間の講習と29時間の自宅学習(通信制)で学ぶことができ、カリキュラムは以下の通りです。 1.職務の理解 2時間 2.介護における尊厳の保持、自立支援 6時間 3.介護の基本 4時間 4.介護、福祉、サービスの理解と医療との連携 3時間 5.介護におけるコミュニケーション技術 6時間 6.老化と認知症の理解 9時間 7.障害の理解 3時間 8.こころとからだのしくみと生活支援技術 24時間 9.ふりかえり 合計 59時間 になります。
研修メリット
.59時間の研修で資格が取得でき、研修後、初任者研修(130時間)を受講する場合には、生活援助従事者研修の59時間が免除され、71時間になるメリットがあります。 .訪問介護事業所にとっても人員換算で1人と計算されますので、人材不足が解消されるメリットがあります。 .生活援助の仕事は、介護職としてはじめて就職する方には比較的、容易であり仕事内容は、家事全般の業務であり子育て中や子育てを終えた主婦(主夫)にとっては、やりがいのある仕事ではないでしょうか?
まとめ
生活援助従事者研修を受講することで、すぐに訪問介護の仕事に従事でき、高齢者や障がい者などの身の回りのお世話ができます。 生活援助従事者研修はスタートとなる資格です。キャリアアップをお考えでしたら是非、生活援助の業務で経験を積んで身体介護のできる初任者研修を目指してキャリアアップしてみてはいかがでしょうか?
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