もしもの時の「救命講習・応急手当講習」の重要性について

何らかの疾病や原因で、あなたの近くにいる人が心肺停止状態になった場合や、または事故などでケガをした人がいる現場に居合わせた際、「救命講習」や「応急手当講習」を受けていることで、急な事態でも適切な対応ができ救急時の応急手当をおこなうことができます。

今回は、「救命講習」や「応急手当講習」の内容について説明していきたいと思います。

救命講習と応急手当講習について

講習の内容は普通救命講習と上級救命講習があり、基本的には誰でも受講が可能です。講習は最寄りの消防署でおこなわれていて、料金は1,000円~2,000円の金額の所もありますが、ほとんどの場合、無料で受講できる自治体が多いです。

なお、各自治体の消防署によって「日程・申し込み方法・カリキュラム・料金」などが、多少異なりますので、事前に問い合わせて確認した方がよいでしょう。

講習のカリキュラム

それぞれの講習の内容を詳しく見ていきましょう。なお、講習会受講後には、救命技能認定証が交付されます。

〇普通救命講習会

・成人の心肺蘇生法

・自動体外式除細動器(AED)の使用方法

・異物除去法・背部叩打法

・腹部突き上げ法

・ケガの手当

・止血法

・直接圧迫止血法など

〇上級救命講習会

・小児、乳児の心肺蘇生法

・傷病者管理

・外傷の応急手当

・搬送法など)

受講することのメリット

特に高齢者の「施設介護・通所介護・訪問介護」などに従事している方でしたら、日頃の仕事においても「救命講習・応急手当講習」で学んだ知識や実技講習を通して、緊急時の対応に自信をもって業務がおこなえることがメリットでしょう。

突発的な重大事故で心肺停止状態に遭遇した際に、慌てずに適切な対応をするためにも、自分自身のスキルアップにつながるため、是非うけておきたい講習といえるでしょう。

早めの心肺蘇生で救命率が上がる

心臓が止まってしまうような重大なことは、どこで起こるか分りません。救急車を要請して現場に到着するまでに、平均で8分~9分かかると言われています。

心臓や呼吸が止まって心肺蘇生(胸骨圧迫)や自動体外式除細動器(AED)を使用することで、救命率は約2倍になることが報告されています。

心肺停止状態の人を発見したら、早めの心肺蘇生やAEDが救命率を上げることにつながるので、とても重要と言えるでしょう。

まとめ

もしも、突発的な原因で心肺停止した人がいる現場や重大な事故・ケガなどの場面に直面した際、命を守るためにも「救命講習」や「応急手当講習」での知識は必要です。

それによって、緊急な場合において落ち着いて対処できることでしょう。

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