介護福祉士の給与、ボーナスはどれくらい?

介護福祉士(介護)の仕事はキツイとよく聞きますが、それに見合った給与やボーナスがあるのでしょうか。というのも、介護の仕事は、介護者を抱き上げて車いすに移動させたり、ベッドから起こしたりと体を使う業務が多くあるからです。また、24時間勤務の交代制で夜間も働くため体力や精神力が必要となります。介護の仕事を一生すると考えたならば、それに見合った給与やボーナスが出なければ、介護の仕事が長続きしないことが予想されますので、これから介護福祉士の平均的な給与やボーナスを一緒に確認していきましょう。

■介護福祉士の給与はどれくらい?

まず、初任給について見ていきましょう。全業種の平均的な給与は19歳以下で16万円程度。20歳~24歳となると20万円近くあります。それに比べて福祉施設介護職員の給与は19歳以下で15万程度。20~24歳では18万に迫る勢いがあるものの介護業界の給与水準は少し低いことがわかると思います。

また、正社員の平均月収は男女含めて22万円程度(男性の平均年収は357万円、女性は310万円)です。この金額には残業手当や扶養家族手当が入っているのですが、ボーナスは含まれていません。ですが、一般の会社員の平均年収を420万円と考えると年収・月収ともに、やはり少し低いことがわかるのではないでしょうか。

■ボーナスはどうだろう

介護福祉士も一般企業と同じで、夏と冬の年2回ボーナスがあるのですが、一方でボーナスがほとんど出ない施設もあります。また、中には入社時にはボーナスがあったものの廃止になったケースもありますので、就職したら安泰と考えるべきではないと言えます。そして給与自体が高くてもボーナスがなかったり、逆にボーナス等の手当が多くあっても給与が安かったりと介護施設により給与の体系は異なります。

介護福祉士の就職先を探すときにオススメするのが、基本給だけで判断するのではなく「キチンとした手当やボーナスが支給されるのか」というポイントを確認することがいいでしょう。

■まとめ

いかがでしたでしょうか? このように介護福祉士(介護)の仕事の平均的な給与やボーナスは、他の業界に比べて少し低い傾向にあるといえます。しかし、大都市圏以外の地方を含めて考えると平均的な給与といえるので、本気で介護福祉士を目指しているのであれば悪い話ではなく、良識の範囲の金額といえるのではないでしょうか。