【取っておきたい資格】スクールカウンセラーになるには?

スクールカウンセラーになるために、特別な資格は必要ではありません。しかし一方で、無資格の状態で採用されるケースは非常に珍しいのです。今回はスクールカウンセラーになるために取得しておくと有利な資格について紹介いたします。

スクールカウンセラーとは?

主として非常勤職員として学校へ配属され、生徒や教師あるいは保護者などの心のケアを担う仕事です。カウンセリングなどを行い、学校に関わる人々の精神的負担を緩和するため、時代とともに重要性が高まってきています。

取得しておきたい資格

前述の通り、スクールカウンセラーになるために、特に資格は必要ありません。しかし、特定の資格を取得しておくと、採用の際に優遇されるという現状があるのです。後述するように、臨床心理士や精神科医が、勤務外で勤めるケースもあります。

以下に5つほど、その資格を紹介いたします。最初の3つが民間資格、残る2つが国家資格になります。経費や時間がかかる後者2つに対し、前者3つは比較的取りやすいものになっています。

メンタル心理カウンセラー資格

心理学の知識だけでなく、カウンセリングのスキルも学べる実践的な資格です。日本能力開発推進協会が認定する民間資格になります。教育の他、医療全般や産業カウンセラーとしても、幅広く応用が利くスペシャリストとして活躍できます。

チャイルドカウンセラー資

カウンセリングの中でも、名前の通り子どもに特化した内容になっています。いじめや不登校など、人間関係の悩みに向き合う資格です。子どもが好きな人に向いている民間資格と言えます。

不登校訪問支援カウンセラー資格

不登校の子どもに寄り添う資格です。不登校の児童に対して、客観的な分析を元にサポートし、事態を好転させられるよう努めます。コミュニケーション能力が重要となるので、それについても学ぶことができます。

臨床心理士

指定大学院か専門職大学院において、所定の単位を取得あるいは条件を満たすことで、受験資格を得ることができます。また医師免許取得者であれば、心理臨床経験を2年以上有していれば、受験することができます。学校によっては、精神科医と連携してスクールカウンセラーを担当するケースもあります。

精神科医

医師免許を必要とする国家資格です。大学の医学部に6年間在籍し、所定の単位を取得したうえ修了して国家試験に臨む形です。精神科医が非常勤としてスクールカウンセラーを受け持つケースもあるのです。

まとめ

スクールカウンセラーになるために、取得しておくと有利な資格について紹介いたしました。資格取得はもちろん、悩みを抱えている人に寄り添いたいという気持ちがある人には、ぜひチャレンジしていただきたいです。