保健師の仕事は、地域に根付いた役割と言えるでしょう。子供から高齢者までの幅広い対象に病気やケガに対しての予防を提案して健康に過ごせる手伝いをしていくことです。
保健師が取り組む予防医学について述べてみたいと思います。
■予防のための「予防の方法」と「健康促進」
誰でも、病気やケガを経験していると思います。あるいは、今後、経験していくかもしれません。予防という考え方からすると今ある健康を維持することも予防医学と言えるでしょう。
■健康を維持するための大事な事とは?
毎日の生活を快適に過ごすためには、適度な運動と規則正しい生活を営むことが良いと提案しています。適度な運動とは、ウォーキングやジョギングなどで、軽く汗を流す程度で、毎日続けていくことで効果的な健康法と言えるでしょう。
保健師の役目としては、その人が無理な目標は立てずに毎日続けられるように相談にのったり、具体的な提案をしていくことです。
ラジオ体操や誰にでもできる健康ストレッチを自分なりに調べて簡単だけど効果的な方法を保健師としては、用意しておく知識でしょう。
■保健師は相手によって計画を作っいく。
保健師が相手するのは幅広い人たちです。大人や子供、男性や女性、やせた人、ふくよかな人、恰幅のよい人などなど。予防医学は、その人に合うものでなければなりません。
先に述べた運動方法にしても、相談事にしても、体格は違うし、その人の悩みも違ってきます。体力のない人に対して同じ運動法では、負担にもなりかねません。
保健師は、健康診断や地域の交流によって、その人なりの計画や提案をしていくのがベストだと思います。
その為には、積極的にコミュニケーションをはかり、個人個人の喜怒哀楽に接することで、個性やその人にとって必要なことを理解することが計画や提案をする上で望ましいことだと思います。
■特異的な予防をすすめる。
健康診断で病院での予防接種を勧めるのも保健師としての仕事です。風邪やインフルエンザだけでなく、急な肥満などは、病気を疑って積極的に相談にのったりして万が一に備えます。
地域の疾病予防を対策することも保健師の役目でしょう。
■公衆衛生的な指導をすすめる。
保健師は、地域社会で環境衛生、伝染病予防、衛生教育、疾病の早期診断などを、地域住民に理解してもらいます。
簡単な「手洗い、うがい、マスク着用」などを、わかりやすく説明して場合によっては、保健師みずから表現してみせることも大事です。
■まとめ
保健師の予防医学とは、病気やケガの予防だけでなく、具体的な提案や相談にのったりすることでよりコミュニケーションで繋がっていく地域に根ざした保健師になれるのではないでしょうか。