ケアマネジャーの試験合格率と難易度は?

ケアマネジャー(介護支援専門員)になるための試験を受験するには福祉や医療関連分野の国家資格を取得し、さらに5年以上の業務経験が必要です。
自身のキャリアアップや介護分野で働いていくために必要な知識を高めるために受験される方も多い人気の資格です。

○ケアマネジャー年度別の合格率は?
・第19回 平成28年度…合格率13.1%
・第18回 平成27年度…合格率15.6%
・第17回 平成26年度…合格率19.2%
・第16回 平成25年度…合格率15.5%
・第15回 平成24年度…合格率19.0%

ケアマネジャー試験の合格率は概ね15~20%で推移しています。合格率だけ見ると「意外と低い!そんなに難しいの!?」と思われるかもしれませんが、ほとんどの方が仕事をしながら受験勉強をしているために低い合格率になっているものと思われます。
しっかりと学習すれば難易度はそれほど高くはありません。
試験は介護支援分野と保健医療福祉サービス分野から出題されます。受験される方はされる方はある程度の基礎知識を有する方がほとんどですが、いかに自分の知らない分野のポイントを押さえることが出来るかが合格のコツといえます。
勉強方法は独学・スクール通学・通信教育の3パターンがあります。本屋で購入できる参考書やインターネットからの情報が充実しており、独学でも十分に合格を目指すことができます。

○ケアマネジャーとはどんな仕事をするの?
ケアマネジャー(介護支援専門員)とは、介護や支援を必要とする人がその人らしくできる限り自立した生活を送ることができるように、介護保険制度を利用して計画の立案や他機関への連携などを行う仕事です。
具体的なマネジメントは、ご本人やご家族からの依頼を受けて現在の問題点とニーズからアセスメントを行い、この方に必要な介護サービスを検討して計画を立案します。
計画に基づいて訪問看護や訪問看護、福祉用具やデイサービスといった介護サービスを事業所が提供します。
概ね3~6カ月に1回サービスを見直して現在のサービスが合っているのか、不必要なサービスや新たに必要なサービスはないか等を再検討していきます。
ケアマネジャーは高齢化社会においてますます活躍が期待される職業です。書類業務や相談業務が中心であるため、体力に自信がなくても定年までしっかり働ける職業でもあります。
実務経験を満たしている方は資格取得に向けてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。