資格を取るだけではNG!!利用者目線のケアマネジャーを目指そう

ケアマネジャーの資格を取る理由は、「スキルアップのため」「将来相談業務の仕事がしたい」との考えで資格取得にチャレンジする方も多いのではないでしょうか?

■ケアマネジャーを目指様々な理由

◎介護職を長く続けるための選択肢として
介護の現場では、体力が必要と感じている方がどれほど多いか、私も介護現場を20年近く経験してきてきましたのでよくわかるつもりですが、今なお現役で介護の仕事で活躍している方には、とても共感します。

長年介護の現場で仕事をしていて年齢を重ねていく上で、体力的に自身がなくなった時のために、ケアマネジャーの仕事をしたいと思っていることが本音ではないでしょうか。
介護職に誇りを持っているからこそ長くその現場で働きたいという思いが、ケアマネジャー資格の取得が目標となることは、自然な流れであるといえるでしょうし、その思いが利用者目線での介護へつながるポイントといえます。

◎介護福祉士からのステップアップ
介護に関する資格として介護福祉士があります。国家資格であるため、無資格からスタートする一般介護職に比べ対応できることは多いのは事実です。
しかし、介護福祉士を所有していてもケアマネジャーの資格取得が叶うのは実務経験5年を必要とします。ケアマネジャーという資格が如何に介護現場での経験を必要とし、利用者目線に立った介護を提供する役目を担っているか分かるのではないでしょうか。

■ケアマネジャーのスタートは職場選びがポイントとなる

筆記試験に合格して、87時間という実務者研修を修了後に初めてケアマネジャーのスタートラインに立つことができるのですが、初めはケアマネジャーの仕事についても何から手を付けたらいいのか何をすればいいのか不安に思うことがあることでしょう。

現在の職場に手本となるケアマネジャーがいないのであれば、まずは職場選びをよく検討することお勧めします。
例えば介護施設に先輩ケアマネジャーがいて指導してくれるような施設ですと、何かと安心して業務の流れサ等ポートしてもらいながら出来る環境で仕事をスタートするとよいでしょう。

特にケアマネジャーの業務は、デスクワーク以外にも利用者、その家族、医療機関や他職間との連携があり、時にはそこへ出向いて情報収集や提供、調整役まで行うことが多く仕事内容は多岐にわたっているからです。

■まとめ

介護福祉士の視点から考えると、ケアマネジャーの資格を取得した後には、医療分野や障がい分野については経験不足や不安に思われることもあるとは思いますが、それは今後勉強会や講習会などでスキルアップが可能ですので、また、先輩などから指導してもらうことで知識は後から付いてくるのではないでしょうか。
利用者視点で素晴らしいケアプランが立案できるケアマネジャーを目指してみてはいかがでしょうか。