介護福祉士国家試験は介護職では唯一の国家資格です。「介護福祉士」になる為にはこの国家試験に合格しなければなりません。
毎日の仕事をこなしながら受験なさる方も多い試験です。この試験を受ける為には大きく分けると「独学」で受ける方、「通信講座」を受講なさって受ける方、「通学」して受ける方の3通りです。
今回は介護福祉士になる為の受験対策はいつから始めればいいか?見てまいりましょう。
介護福祉士資格取得の方法
方法としては大きく分けると3つのルートがあります。
●3年以上介護現場で働き、実務者研修を修了する「実務経験ルート」
●福祉系の専門学校などを卒業する「養成施設ルート」
●高校の福祉コースなどを卒業する「福祉系高校ルート」
毎年受験者数は全国で7万人から9万人前後と言われていますが、殆どの方が実務経験ルートで受験資格を取得した方のようです。
合格するには、筆記試験13科目11科目群で全体の約60%は得点しておくことと、全科目において得点していることが必要です。1つでも0点の科目があれば不合格になるので偏りなく対策しておくことが重要です。
試験対策のパターンは3つ
先にも述べましたが、介護福祉士国家試験の対策は一般的には「独学」「通学(学校系)」「通信講座」の3つに分けられます。勿論、それぞれにデメリット・メリットがありますのでご自身に合ったものを選択する事が大事です。
独学の場合
メリットとしては
〇費用がテキストのみと殆ど掛からないので金銭的に節約できる。
〇自身で受験勉強のスケジュールが立てやすい。
半面デメリットとしては
〇モチベーションの維持が難しく、時間にルーズになりやすい。
〇理解できない事を誰にも質問できないなどの点。
以上のように独学の最大のメリットは費用が掛からないという事でしょう。例えば参考書や問題集などは購入すれば3000円近くかかりますが、インターネットや携帯アプリなどを活用すれば無料で対策可能です。
ちなみに受験費用は15,300円かかります、これに登録費用として登録免許税9,000円・登録手数料3,320円かかりますので出来るだけ節約できるところは節約したいものです。
通信講座の場合
メリットとしては
〇プロから効率よく理解しやすい講座を受けられる。
〇スマホやパソコンがあれば手軽に受講できる。
デメリットは受講費用などが高くなる事と、モチベーションの維持は基本一人で勉強する事になるので意識を高く持つ必要があります。
通学の場合
メリット
〇対面授業なので分からない事や、疑問にすぐ答えを得られる事。
〇同級生などの存在はモチベーションを高く維持する事に繋がります。
デメリットはやはり金銭的に高くつくという事と、日程調整がやや難しくなるという事ではないでしょうか。
介護福祉士試験 受験勉強はいつから
学校や通信などに通う人は、そのカリキュラム通りに進めばよいと思いますが、問題は独学で進めていく場合です。独学で国家試験を目指す方の多くは約半年から3か月前くらいから始める方が多いようです。
勿論、準備期間を多くとり、しっかりと取り組み、自宅で受けられる模擬試験などもあるのでそれらを活用して、ご自身のライフスタイルに合わせた取り組みを行う事が大事です。
ご自身の生活の中で受験勉強に取れる時間がどれほどあるかは人それぞれですが、やはり毎日少しでも勉強する事が大事ではないでしょうか。これは通常の受験勉強と変わらないと思います。可能であれば一日2時間程度は勉強したいものです。
まとめ
何事もそうですが、特に勉強に関しては始めるのが遅いよりも早めに進める方が、効率よくはかどるものです。余裕をもってはじめ、毎日少しずつでも進歩する事に慣れることが効果的な受験対策と言えるのではないでしょうか。
コメントを残す