【介護職の転職】退職理由は正直に言っていい?面接での上手な伝え方|例文付き

介護の転職悩み

「前の職場はどのような理由で退職されたんですか?」
あなたならどう答えますか?「人間関係が悪かった」、「上司と合わなかった」などネガティブな理由の場合、そのまま伝えますか?
今回は、面接で役立つ退職理由の上手な伝え方について紹介いたします。是非ご一読くださいね。

【介護職の転職】面接で退職理由を聞くワケ

介護業界に限らず、転職する場合は面接で退職理由を聞かれることは珍しくありません。面接担当者が退職理由を聞くのは、すぐに辞めてしまわないか確認するためです。
面接担当者は、退職理由を自分の会社の状況に照らし合わせて「そういう理由ならウチで活躍してもらえそう」、もしくは「それならウチでもまた同じ状況になりそう…」とチェックしています。

【介護職の転職】退職理由を上手に伝えるポイント

1.ウソは言わない

2.退職理由の内容をポジティブな内容に言い換える

3.前職場の不満だけを話すのではなく、自分で状況改善のために行動したことを具体的に話す

4.退職の理由を転職先への志望動機へつなげる

5.言いにくそうに話すのではなく、ハキハキ話す

【介護職の転職】退職理由をポジティブ変換!例文で実践

介護士の転職

では、退職理由を上手に伝えるポイントをおさえながら、実際によくある退職理由の伝え方を例文で見てみましょう。

①給料が安い
そのまま「給料が安かったので」、「給料に不満があったので」だけを伝えると、面接官はどのような印象を抱くでしょうか?
「給料さえよければウチじゃなくてもいいのではないか」、「給料だけでウチを選んだのではないか」と面接官に思わせてしまう可能性は大きいです。

例文▼
「前の職場では介護主任として、現場の介護業務以外に、以前までなかったクレーム対応研修や、連携が必要な他職種との意見交換会などを実施し、職場の改善やスキルアップに貢献いたしました。しかし、職場では昇給のための評価制度があいまいで、年功序列の風土もあり、成果が評価につながりにくい状況でした。仕事は自分の努力が成果になり、やりがいになると思っています。年齢だけでなく、実力と成果を評価する御社に入社を志望いたしました。」


②上司や同僚との人間関係に問題があった
「上司が嫌いだった」などの理由の場合、好き嫌いの感情論だけで話してしまうと、面接官は「また自分と合わない人がいたらすぐに辞めてしまうのでは」と不安に思うかもしれません。
人間関係が原因の場合、裏を返せば、同僚とコミュニケーションを活発にとりながら仕事を円滑に進めたい、チームとして協力しながら働きたいという思いがあるからです。その思いが伝わるように話すと良いでしょう。

例文▼
「前職では、介護士一人につき数名の利用者さんを担当し、仕事のほとんどを個人で完結させることを求められていました。私は周りの同僚とコミュニケーションを取り、お互い助け合いながら仕事を進めることが好きなので、行き過ぎた個人主義の雰囲気の中、もどかしさを抱えていました。御社がチームワークを何よりも大切にしていらっしゃるということを伺い、入社を志望いたしました。」

まとめ

面接時の退職理由の上手な伝え方についてご紹介いたしました。退職理由には言いづらいことも多くありますが、その理由の裏側にあるあなたの思いは何か考えてみてくださいね。
・成果が給料に反映されない⇒自分の成果を評価しほしい
・人間関係が悪い⇒仲間とチームワークを活かして働きたい

など。面接で聞かれて、急にできるか不安な方は、事前に準備しておくことをオススメします。

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