【介護の仕事探し】人材紹介会社が教えるブラック職場の見分け方

これから介護の仕事を探す方の中には「前の職場がブラックだった・・・」、「今度こそ働きやすい職場に巡り合いたい!」と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、介護の仕事を専門に取り扱う人材紹介会社の方に、いわゆるブラック職場の見分け方を聞いてきました!
自分に合った働きやすい職場を探すためのポイントも紹介しておりますので、是非最後までご覧ください。

すべての介護施設がブラックなわけじゃない

介護職=ブラックという印象をお持ちの方、もしくは家族がそう思っていて介護の仕事を反対されているという方は割と多いのではないでしょうか。
ブラック職場の見分け方を紹介する前に、まずこれだけは伝えておきます。すべての介護施設がブラックというわけではありません。

介護の仕事というと、「大変」「ツラい」「給料が安い」などネガティブな情報をネットやニュースで目にする機会が多いですよね。
介護士の方々が過酷な労働を強いられている現場があるのは事実ですが、自分に合った介護施設に巡り合い自分らしくイキイキと介護の仕事をされている方がいらっしゃるのも事実です。

この記事では「介護はブラックだからやめた方がいいよ」ということではなく、あなたに合った良い介護の職場に巡り合うためにはどうしたらいいのかという視点でお伝えしていきます。

こんな介護施設はブラックかも?見分けるポイント

実際にあった事例

・NPO法人だからという理由で、時給が最低賃金以下
NPO法人も人を雇用する場合、法律上の責任が生じ最低賃金以下で雇用することは違法行為にあたります。

・今まで使った人がいないと言われ、有給が使えなかった
労働基準法第39条により、労働者は有給休暇を取得することが定められています。

・残業代が払えないから、一度タイムカードを押して退社扱いにした後働かされた
上司の指示に逆らえず応じてしまう場合がほとんどですが、残業代未払いも違法行為です。

・実際にはしていない介護について、記録するよう言われた
介護記録を虚偽のものに改ざんすることはもちろん違法で、介護施設の指定を取り消されることもあります。

他にも
・休憩時間がほとんどない(食事介助をしながら自分も食事をとり、それが休憩に含まれている)
・シフトが残業ありきで組まれている
・研修をしていないのに、報告ではしたことになっている
・いつまでも正社員になれない
・教育体制がない 

などがあります。
上司に言われたから、周りもみんな同じ状況だからと受け入れざるを得ず、過酷な労働を強いられ体調を崩してしまうこともあります。

そうならないために、面接や施設見学で良い施設を見分けるポイントを人材紹介会社の方々に教えてもらいましょう!

良い職場に巡り合うために|面接や施設見学でのチェックポイント

介護の仕事を専門に扱い、介護施設の内情にも詳しい人材紹介会社のキャリアアドバイザーの方々に、面接や施設見学でチェックすべきことを伺いました!

キャリア
アドバイザー
Aさん

見学の時に、施設側から有給消化や休日の日数について話してくれるところは、割と有給消化率が高い傾向にあります 。

学びマップ
ライター
S

なるほど!自分から休日や休憩などについて質問する場合の注意点などはありますか?

キャリア
アドバイザー
Aさん

ご自分から質問される場合、「休みは何日ですか」「有給は取れますか」とストレートに質問すると、あまり良い印象を与えないので、求人票に書いてあるリフレッシュ休暇はどのように利用するのですかや、 休憩については「職員の方は休憩はどこで取ってらっしゃるんですか」 など聞き方に工夫すると良いでしょう。

学びマップ
ライター
S

休みや休憩がとれるのか知りたい場合に、ストレートに聞くのではなく、その取得方法などを質問するのはナイスアイディアですね!

キャリア
アドバイザー
Bさん

他にも、
・求人票の内容と面接で聞いた待遇が全然違う
・面接で求職者に対して全然質問してこなかったのに、採用された
・施設見学時の職員の対応が良くなかった(挨拶しないなど)

このような施設は慎重に検討された方が良いでしょう。

学びマップ
ライター
S

面接で何も聞いてこないなんてあるんですね。驚きです。
良い職場を見分けるポイントを色々教えて下さってありがとうございます!
でもいざ面接となったら、緊張して全部チェックできるか自信ないです…。

キャリア
アドバイザー
Bさん

面接、緊張しますよね。ほとんどの方がそうです。
ご自身ですべてチェックできるか不安という方は、是非私たちのような介護を専門に扱う人材紹介会社の就労サポートをおすすめします。

キャリア
アドバイザー
Aさん

人材紹介会社の就労サポートを利用するメリットととして、求職者の方が知りたいことを事前にお調べして伝えることができたり、面接で聞きづらいことを代わって質問することができます。

学びマップ
ライター
S

それって面接に同行してくれるってことですか?心強いですね!!

キャリア
アドバイザー
Bさん

他にも求人票だけでは知ることができない情報を知ることができるのも大きなメリットと言えます。例えば、施設長の人柄であったり、実際の施設の状況など、良いことだけではなくネガティブな情報も含めてお伝えしています。

学びマップ
ライター
S

人柄は確かに求人票やホームページではわからないので、教えていただけるのはありがたいですね。
介護の仕事が初めての方にも、次こそは自分に合った職場に巡り合いたい経験者の方にも、是非おすすめしたいです!!
たくさんお話を聞かせていただいてありがとうございました。

まとめ

今回はいわゆるブラック職場の見分け方をご紹介いたしました。文中でもお伝えしましたが、介護の仕事が全てブラックというわけではありません。
優良施設を紹介している人材紹介会社などを利用しながら、あなたに合った介護のお仕事を探してみてはいかがでしょうか?