私が介護福祉士に合格した勉強方法

他の先進国に類を見ない勢いで超高齢化社会が進んでいる日本ですが、高齢者の数も毎年増加しています。それにともない高齢者施設など、介護事業所の需要も高まっています。
人材不足である介護の現場ですが、より専門知識と技術を持った介護福祉士が求められています。今回は、介護福祉士国家試験の受験勉強方法や私の実践方法を参考にして頂けたら幸いです。

介護福祉士とは?

介護福祉士は高い専門性と技術を持って、利用者の介助や身体や精神的なケアをおこなう介護のプロです。また、現場では介助だけでなく新人介護士の指導やチームリーダ、家族への介護指導や相談援助などをする役割も担っています。

訪問介護事業所においては、介護福祉士の資格取得でサービス提供責任者(実務者研修修了者も可)施設や介護事業所での相談員になることが可能です。

勉強は朝が効率的

人間の睡眠には、2つの睡眠サイクルがあるのをご存知でしょうか?浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠です。それぞれ2つの睡眠は記憶と深くかかわっています。

ここで注目したいのが、記憶にもっとも関係する浅い眠りのレム睡眠です。レム睡眠中にこれまでの記憶や今日のことなどの記憶を整理、固定する作業を脳はおこなっています。
このレム睡眠とノンレム睡眠は、90分サイクルでおこなわれています。最初はレム睡眠から始まりますので、例えばこれを逆算して、仮に6時間睡眠ですと12時位に睡眠をとった場合、3回目のレム睡眠が6時からになりますので、その時間に勉強をすると記憶が固定され覚えやすくなります。

私が介護福祉士に合格した勉強方法

私が介護福祉士の勉強に取り組んだのは試験の約1年前からでしたが、半年間は気が向いた時におこなうことが多く、試験が近づくにつれて急にあせりを感じ「これではいけない。もっと真剣に取り組もう!」と思いました。
あと半年でどのように効率的に勉強ができるか、まず計画表づくりからおこないました。 1ヵ月間はひと通り教科書に目を通して、分からないところをマーキングしてそれをノートに書き写しました。

最初の月から2ヵ月間はマーキングされた単語の意味などを調べ覚える作業をおこないました。特に医療分野は専門用語が多くとても難しく何度も覚えるまでくりかえし勉強しました。

4ヵ月目には実際にこれまで勉強し覚えているか、復習し反復学習をおこないました。5ヵ月目からは、過去問を中心に出題傾向や実際に時間をはかり実践方式もおこないました。

6ヵ月目は最終段階ですので、これまでの介護支援分野や医療分野など全体的な最終にチェックし苦手な分野や過去問、実践形式解答などおこない試験に臨みました。
また、8月には、2日間の介護福祉士国家試験直前セミナーにも参加し合格点をもらっていましたので自信を持って試験に臨むことができました。
今年度の介護福祉士筆記試験は2021年の1月26日(日)に実施されますが、まだ先のことと思わず、これから少しずつ計画的に勉強するとよいでしょう。

コチラの記事も参考にご覧ください
▶【2020年】第32回介護福祉士国家試験の合格率と合格基準

まとめ

介護福祉士の勉強方法はいろいろありますが、独学でもいいのですがモチベーションを保つのが難しいと思います。
勉強を先延ばしして気がつくと試験の直前になっていた、ということも想定されます。介護福祉士の勉強は、今の時期から取り組むことで余裕を持って試験に臨めることでしょう。