腰の一部に圧迫を続けたり、圧力の緩和を怠ったりすると、その部分の血流が悪くなったりします。そうすると、床ずれが起こしやすくなります。
特に、注意が必要な部分がおしりです。なぜなら、骨が突起していて、皮膚が薄い関節の箇所にあたります。では、床ずれがおしりにどのようにしてできるのか?
また、その緩和などの対処法はどうしたらよいのか、見ていきたいと思います。
床ずれの起こる原因?
床ずれができる第一の原因が圧迫になります。しかし、他にも原因はいろいろあります。
・年を取ることによって、皮膚の老化が原因。
・糖尿病などの、生活習慣病。
などの原因で、身体的な機能に障害を引き起こすことにより、床ずれになる可能性が高くなります。
また、不衛生な環境に住んでいる場合は、床ずれになる可能性があります。たとえば、排泄物や汗などでより皮膚がふやけます。そうすることで、床ずれ引き起こすこともあります。
その他に、身体に障害を抱えている方も、床ずれを引き起こす可能性が高くなります。
ちなみに、上記の褥瘡(じょくそう)の緩和とは褥瘡の出来ている箇所に対して、圧力が加わり続けることを防ぐため体の態勢を変えることにより、同じ個所に圧力が加わらないようにすることです。
おしりに床ずれが起こるわけ
みなさんはおしりの部分に何故、褥瘡が出来てしまうのかご存知ですか?おしりは人体の中で、厚い脂肪で覆われている場所です。
それなのに、褥瘡が出来てしますのでしょうか?実は、お尻にも硬い骨が隠れています。それを「尾てい骨」といいます。「尾てい骨」はお尻の中央付近にあります。
この、おしりの「尾てい骨」は脂肪も少なく、また皮膚も薄いため、長時間同じ姿勢の状態を続けていないと床ずれが発生するのです。
また、座位の状態でもおしりの「尾てい骨」の部分は、注意する必要があります。この部位を長く圧迫していれば赤み(発赤)から皮膚がめくれ傷になっていき、床ずれになってしまうのです。
おしりへの緩和方法
寝ている時と座位の時に違いはありません。その箇所の緩和を頻繁に行うことが、早期の治癒へとつながっていきます。
寝ている場合は仰向け以外に向きを体位変換し、座位の場合などは定期的にプッシュアップなどで、圧の緩和を行います。
自身で動けない方などは、家族や介護の方が2時間または4時間ぐらいの間隔で、向きを変えてあげるのが良い対処になります。
あまり動かせない方などは、クッションなどを間にいれて、体を傾けたり浮かせて緩和を行うことが良い方法になります。
まとめ
床ずれは早期で1~2周間程度に治癒するのもあれば、3ヵ月以上入院していなければいけない場合もあり、感染症などを引き起こし、間違えると死に至る場合もあります。
症状が現れたら自身だけで治癒していこうと簡単に考えず、医師に相談していくことも必要になってきます。
また褥瘡ケアには、効率的な予防・改善を期待できる、Relafeelの併用も検討することをお勧めします。