試験と名の付くものはなぜだか緊張してしまいますね。それが国家試験である介護福祉士試験であるとハードルが高いように思われますが、2018年1月に行われた第30回介護福祉士試験の合格率は70.8%と、前回の70%を超えています。事前にしっかり勉強をしていれば合格を目指すことができるのです。ここでは、勉強内容を確認しながら試験に備えていきましょう。
■介護福祉士国家試験 勉強のコツ
勉強時間は1日2~3時間でトータル200時間ほどが、合格してきた人の相場といえます。つまり3か月は必要ということです。3か月以上あるという方は、問題集を解いて、わからないところをテキストで調べるというところからはじめましょう。問題集を何度も解き、正解できるようになったら、苦手分野(歴史・医療など)を読み込みます。直前には、本番に備えた勉強法として、時間を意識しながら過去問に取り組みましょう。
実技試験は、丁寧な言葉使い、視線を合わせる、介護の仕事としてふさわしい態度かなどを複数の試験監督者が採点することになるので、介護福祉士受験対策としてはDVDを視聴学習したり、利用者役を立てて練習する方法があります。
■介護福祉士国家試験 勉強のアイテム
長い時間机に座って綺麗にノートをまとめていてもなかなか頭には入らないものです。実は介護福祉士国家試験対策として有効なのが過去問を繰り返すことです。そこで何度も反復学習をして効率よく記憶を定着させていくためにも必要な過去問ツールをご紹介しましょう。
◎プリントアウトして利用できるサイト
▽社会福祉振興・試験センター
http://www.sssc.or.jp/kaigo/past_exam/
こちらは、過去の試験問題をPDF方式でまとめていますので、プリントアウトして利用できます。
◎Webサイト
▽介護福祉士国家試験過去問題集
http://kako-mon.com/ka-f/
こちらは、過去問の問題と解答・解説をクリックしていくと見ることができ、苦手な項目を何度でも繰り返すことで苦手な項目を克服していくためのツールとして利用できます。
▽介護福祉士過去問クイズ
https://kakomon-quiz.com/kaigo/
こちらのサイトは、過去問を年度ごとにクイズ形式で出題されます。間違えた問題のみを出題する復習機能で苦手な部分を克服することができます。
■合格するために知っておこう
筆記試験は選択問題によるマークシート方式で行われます。試験科目は広範囲にわたりますが、11科目中1科目でも全問不正解になった場合、たとえ得点が補正後の合格基準を上回っていたとしても不合格となります。問題数は科目ごとに異なるため、出題数の少ない科目で点を落とさないようにする必要があります。
■まとめ
介護福祉士国家試験に合格するためには、介護の現場を想定して勉強すると自分の知識として身に着けることができるでしょう。しっかり勉強して当日は緊張しないよう備えておきたいものです。