保健師になるため適性を知ろう

保健師は多くの方の健康を支えるとして『人のために役に立ちたい』という強い思いをモチベーションに持ちながら行動できる方に向いている仕事です。
保健師を目指すのであれば、その適性について理解を深めておきましょう。

■必須適性は人に興味があること

保健師は保健指導やカウンセリングを行うため、話し上手であり、聞き上手である方が望ましいとされています。
なぜなら、結果が見えにくい健康維持や増進など、結果が表れるまでに時間がかかるため、粘り強く取り組んでいくことが大切だからです。

人が行動を起こすとき、興味がある対象であるか否かは重要であり、保健師は向き合う人に興味をもって取り組むことで、初めてその人の健康を支えることができる職業であるといえます。

■適性チェック7項目

①誰とでも明るくコミュニケーションがとれる
日々いろいろな方と接するので、日頃から笑顔を絶やすことなく調和をとり元気を与えていくことになります。悩みを抱えている方も多く、相手の心を開かせる会話術や相手の話を丁寧に聞く姿勢も大切になります。

②小さな子供と接することが好き
小さなお子様は乳幼児の健康診断から発達相談など受けることが多くあります。いつでも笑顔で対応し、お子様の緊張をといて上げることで母親へ安心感を与えることができます。

③自分で「痛い」と伝えられない方への配慮
とくに乳幼児の検診では細やかな変化や異常などの違和感に気付き、早期発見で対応していくことは非常に重要です。他人の変化を敏感に察知することができると、病気の予防や対策など広い分野でその力を役立てることができます。

④保健師を目指すなら規則正しい生活は必須
自分自身の健康状態にも気を配りましょう。健康指導されている方が不摂生だと相談を聞いていただく方も不安に感じられます。生活指導や運動指導を行う際は自分自身の健康管理の経験が役に立つでしょう。

⑤日々の蓄積から変化を先読みする力
変化の見えにくい保健師の仕事は根気強く続ける事で、変化に気づき防ぐことも出来ます。これまでまとめたデータから得られる情報などで改善につなぐ事が出来ます。仕事の流れや変化を素早く感じとり先読みする力は、保健師を長く続ける上で、大切なスキルといっていいでしょう。

⑥予防医療に繋がる洞察力&判断力
常に世の中の動向を注視しながらあらゆる可能性を考慮しながらも、いくつものパターンの手を考えて置くとことが重要になります。慎重な行動で思考を考える必要があるでしょう。

⑦様々な課題に対し全力を尽くすバイタリティ
そこで暮らす人が抱える課題や問題点、人の悩みや不安を他人事ではなく自分のように考えられる優しさ、人としての思いやりを持ってこそ保健師として適性があると言えます。