認知症・愛ある家族への介護支援

認知症を患っている家族を支えるため、介護する家族の心境はどうなのか、介護の仕方もわからない状況で抱える大きな不安。介護する家族のとまどい。
認知症になるはずがないという心理的な否定で、誰にも相談が出来ないことから、強い孤独感を感じてしまいます。

次第に家族は混乱してしまい、精神的、肉体的にも疲労を感じ介護を拒絶してしまいたくなります。介護をしなくてはいけない家族が混乱、拒絶を繰り返しているだけだと認知症の症状は悪化するばかりです。
介護者のためにもなるどのような介護サービスがあるかなど紹介していきたいと思います。

■まず介護者自身が認知症の病状を学び理解することが大切

認知症とはどのような症状が現れるのか、介護者自身理解しておかなくてはいけません。認知症ご本人は事実を伝えているのですが、すぐに忘れてしまうので何度も繰り返し言います。
介護者が認知症を深く理解することで、認知症ご本人も進行がゆっくりと安定した印象になります。

認知症の患者の介護をしていることを周囲の方に知らせることで、介護を一人で抱えることはないという点をご家族に伝えていくことが大切です。

■家族にも認知症介護を支える方々を知ってもらう。

認知症の介護は、家族だけで対応することはできませんし、たとえ専門知識を有している専門職あっても、認知症から発生する様々なことへの対応を単独ですることはできません。
そのため様々な介護にかかわるスタッフが、患者さんとその家族をバックアップすることを理解してもらうだけでも、安心感につなげることができます。

◎認知症介護にかかわる介護スタッフ
・ケアマネジャー:介護の方針を決める多くの役割
・ヘルパー:訪問介護士
・訪問看護師:お薬をセットしてくれます
・薬剤師:お薬処方
・作業療法士:手足の不自由な患者さんのリハビリを担当
・在宅医療:24時間体制で医療を行う病院
・民生委員:地域住民の相談
・ご近所

家族が認知症だと周囲の方にも伝えることでたくさんのアドバイスが受けられます。ご近所の方へもその理由を理解してもらうと、何かあった時には介護する側も安心です。
また同じ状況で介護をされているご家族とも知り合えて、心のケアのきっかけにもなります。まずは地域の事情をよく知る民生委員などに相談していくことから始めてみましょう。

■介護にはそれなりにお金も必要になります。

公的補助金制度など認知症の患者さんをサポートする金銭的な制度があります。介護保険をはじめケアマネジャーへ相談するといいでしょう。

■まとめ

認知症の介護は、周囲のみなさんに認知症だという事実を前もって伝えておくとことで理解してもらえ安心して介護が出来ると思います。
認知症ご本人はこれまでの記憶も失い、何をしてもらったのかも忘れてしまいます。これからも患者さんの病状を理解し、隣で支えてあげてください。何よりも家族のそばにいることが安らぎの場となるでしょう。