ケアマネジャーに独学でなれるって本当?

介護の知識が全くない人でも、独学で試験対策ができるのでしょうか。受験資格の関係上、どうしても仕事をしながら介護支援専門員(ケアマネジャー)の受験となってしまうので、仕事と勉強の両立がうまくできそうにないと言った不安を抱えている方が多いのも事実です。
それで、介護支援専門員(ケアマネジャー)の試験合格するための取り組み方と、勉強のコツについてまとめてみました。

■難易度が上がっているケアマネジャーの試験
ケアマネジャーになるためには、難易度が上がってきている「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格しなればいけません。
下記の合格率データでも分かるように、平成29年度は合格率が少し上がっていますが、近年の15%~20%の合格率をみても分かるように、決してやさしい試験ではないでしょう。そのため、きちんとした対策をして本番に臨む必要があります。

〇ケアマネージャー年度別の合格率は?
・第20回 平成29年度…合格率25.1%
・第19回 平成28年度…合格率13.1%
・第18回 平成27年度…合格率15.6%
・第17回 平成26年度…合格率19.2%
・第16回 平成25年度…合格率15.5%

試験の出題は保健医療福祉サービス分野と介護支援分野から出題になります。また、介護に関する基礎知識がある方が受験されると思いますが、合格のコツは理解できていない分野を押さえる事ができるかにかかっていると言ってもいいでしょう。

■難易度が高いが独学でも勉強できる
スクールに通う方法もありますが、書店で販売されている参考書や問題集で独学する事も可能です。ただし分厚いテキストで専門用語も多くあることから、介護の知識がない人には難易度が高くなっています。
また、ケアマネジャーの試験は出題範囲の絞り込みが難しく法改正によって内容がたびたび変わっていくことがあります。
独学の場合は法改正の情報を自分で追わなくてはならなくなるため、その点も注意が必要になります。問題の解き方はさまざまあると思いますが、独学での合格を目指す場合は繰り返しシンプルに過去問題に取り組む方法が効果的です。
1日の勉強量は微々たるものであっても仕事の合間や空いている時間を有効活用することで、1日の勉強量を増やす事ができますし、過去問題を取り組む事を習慣づける事で合格への意識も高まります。

■まとめ
しっかりと学習すれば、たとえ僅か15%~20%の合格率であっても、独学で合格を目指すことは十分できます。
一日の中でやるべき事を決めて無理はしない事が大事だと考えます。逆に言えば、ケアマネジャーの試験で言えることは「勉強する時間をいかに作るか?」とういう事が問われているのではないでしょうか。