社会福祉士になりたい方へ「どんな社会福祉士になりたいですか?」

政府の提唱する「一億総活躍プラン」では、子供・高齢者・障がい者を含むすべての人々が共に高めあうことができる「地域共生社会」を実現し、住民全てが役割を持ち、支えあえる地域コミュニティを作り上げることが目標として掲げられています。
そうした流れの中で、”社会福祉士”には、「地域共生社会」の実現の中核的な役割が期待されています。

■社会福祉士の仕事はどのようなものか?

社会福祉士は国家資格の一つで、いわゆる「ソーシャルワーカー」の事です。身体的・精神的・経済的なハンディキャップのある方の相談を受けて、問題を共に解決したり、他分野の専門家と連携して包括的な支援を行います。

■そもそも何故、社会福祉士になりたいのか?

社会福祉士を目指すのにはどの様な理由があるのかを見て行きましょう。

◎ケース01:「身近な人が困っていたから」
身体障がい者の相談に乗りたいと思うようになったきっかけ。車いすを利用している自分の家族が、街中のちょっとした段差が越えられずに困っていた。普段何気なく自分やほかの健常者が通っている道だったので、障がい者にとってはバリアになっていることを知ったのは驚きだった。障がいのある人にも暮らしやすい地域を作っていけたらとその時思った。

◎ケース02:「テレビや新聞などのメディアで、報じられているのを見て知ったから。」
経済的に困窮している家庭の子供の支援をしたいと思ったきっかけ。貧困問題が遠い海外の国での話ではなく、日本の中でも困っている人が大勢いると知って驚いた。生活困窮者を救済して、みんなが安心できる社会になったらいいなと思った。

◎ケース03:「自分の将来の進路で悩んでいる時期に、学校や地域でのボランティア活動で、介護の道に関心を持った。」
ボランティア活動の一環で、高齢者介護施設を訪れた際に、レクリエーション活動に参加して、とても喜んで感謝してもらえた。もっとこの喜びを分かち合える仕事に尽きたいとその時思った。

これらケース以外にもっともっと単純な理由もあります。

・やりがいのある仕事をしたい。
・人の役に立ちたい。
・人を助けたり、感謝されたりすることに喜びを感じたい。

■まとめ

いかがでしたでしょうか? 今回のコラムでは『社会福祉士になりたいと言う人へ どんな社会福祉士になりたいですか?』と題して、社会福祉士を目指す動機あれこれと、社会福祉士に今後求められるであろう役割とについてお話して来ました。
このコラムを最後まで読んで下さったあなたは、社会福祉士になりたいという気持ちに変化はなかったでしょうか?むしろやる気が漲って来ましたでしょうか?

社会からの期待も大きい分、やりがいも大きいと言える社会福祉士。そんな社会福祉士を目指すあなたを、介護の学びマップは応援しています。