保健師といえば日本全国で五万人弱います。ですが、私たちは保健師がいったいどんな仕事をしているのかあまりわかってはいません。
保健師といってもその勤め先や仕事内容も多様にあります。今回はそのあまり知られていない保健師の様々な仕事内容を紹介していきます。
■保健師のイメージって?
一般的に保健師といえば、どんな仕事をしているイメージでしょうか? 保健といってもその種類は様々です。
今回は、「行政保健師・産業保健師・学校保健師」の三種類の保健師についてみていきましょう。
1.「行政保健師」
行政保健師が務める先で一番多いのが、保健センターや、保健所などの施設です。こういった施設で働く人たちを「行政保健師」いいます。
行政保健師は勤務する保健センターと保健所で仕事内容や担当する範囲が変わります。保健所は都道府県や大きめな都市に設置されていて、保健センターは範囲が狭くなりますが、地域に近くなることで、住民により密着する仕事になります。
2.「産業保健師」
産業保健師は企業に属し、社員の健康の管理を努めています。身体もそうですし、メンタルのケアも産業保健師の仕事です。
産業保健師はいざというときは応急処置を施したり、もし一人で考えられない問題の場合は、衛生管理者や産業医にアドバイスをもらうこともあります。
企業の中で社員元気に勤められるよう、考え、実践していくのが産業保健師の仕事です。
3.「学校保健師」
学校保健師、通称「保健室の先生」は保健師の資格と「養護教論」の資格が必要になります。保健室などに在籍し、病気の感染などが流行れば早急に対処して、生徒たちや先生に感染がうつらないように対策し、児童がケガをしたら応急処置を施し、不安や悩みなどがあればその悩みの相談に乗るなど学校の児童や生徒たちだけではなく先生も含め学校にいるすべての人たちが、安心して学校生活を送れるようにサポートする仕事です。
■まとめ
保健師の仕事を大まかに三種類紹介しましたがどうだったでしょうか? 色んな保健師の仕事がありますが、全体的に通して言えるのは、物事を幅広い目で見つつも対象者一人一人ににちゃんと密着して考えていける人が保健師に向いているということです。
人々が安全に暮らせるように考えるのはすべての保健師に共通のことなので、あとは自分に合った保健師の仕事を見つけられればいいですね。