介護をしていて、どうしても対応しなければいけない予定が急に入ったという方や毎日の介護に追われて休憩する時間がほしいと思われる方はいらっしゃるのではないでしょうか。
このようなときに利用できるのが「レスパイト入院」や「ショートステイ」です。どちらも介護者の休憩のためにつくられた制度になります。
今回は、レスパイト入院とショートステイについて違いをご紹介します。
目次
1.レスパイト入院とショートステイは対象者が違う
2.レスパイト入院とショートステイは医療、保険対応が違う
3.レスパイト入院とショートステイは連続利用日数が違う
4.レスパイト入院とショートステイどちらを選択すべきか
5.まとめ
1.レスパイト入院とショートステイは対象者が違う
ショートステイの対象者は、基本的には介護認定を受けている方です。
利用者の心身の状態が優れない場合や、介護者に用事ができた場合、介護者の身体的・精神的負担の軽減が必要な場合などに使用できます。
一方で、レスパイト入院の対象者は、在宅療養をしており、ショートステイの利用が困難なかたです。医療的なケア・管理を常時必要としている場合に対象となります。
2.レスパイト入院とショートステイは医療、保険対応が違う
ショートステイの場合は、医療管理・ケアをしているかたを受け入れられない場合があります。また、介護保険を使用することになります。
一方で、レスパイト入院は病院で行なうため、医療対応が可能になります。そして、医療のため、医療保険を使用することになります。
3.レスパイト入院とショートステイは連続利用日数が違う
ショートステイの場合、連続利用日数は最長30日間です。連続しない場合は30日を超えても良いですが、合計日数は介護認定期間の半数までとなっています。
一方で、レスパイト入院の連続利用日数は原則14日以内です。
連続しない場合、合計日数60日まで利用できます。ただし、60日に達すると、それから3ヶ月はレスパイト入院が利用できなくなるので注意が必要でしょう。
4.レスパイト入院とショートステイどちらを選択すべきか
ここまでレスパイト入院とショートステイの違いを見てきましたがどちらを選択するのが良いのでしょうか。迷った際には、医療対応ができるかどうかに着目して、適切な滞在先を選ぶのがよいでしょう。
5.まとめ
今回は、レスパイト入院とショートステイについて違いをご紹介しました。
レスパイト入院とショートステイのサービスを利用することで負担が減り、休息がとれるでしょう。是非1度利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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