認知症高齢者の増加に伴い平成27年に新人の介護職員などに対して、認知症介護基礎研修が新設されました。今回は「認知症介護基礎研修」を受講した介護職員に向けて研修レポートの書き方についてまとめてみました。
認知症介護基礎研修とは?
平成27年から認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)5ヵ年計画をうけて「認知症介護基礎研修」が県や市町村などがおこなう事業として始まりました。対象者は認知症に関わる仕事に従事する新人の介護職員となります。
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認知症介護基礎研修の内容
認知症介護基礎研修は午前3時間、午後3時間、講義や演習を含めた合計6時間の研修となります。以下に研修の内容と時間を紹介します。
研修の内容、講義 【午前3時間】
認知症利用者の現状を理解するうえで心理症状(BPSD)の基礎的な知識を学んで認知症ケアの基本的な対応に関することを学びます。
研修の内容、演習 【午後3時間】
事例演習を通じて認知症利用者の心理症状や背景、根拠を把握しながら考え、利用者に合ったケア、コミュニケーションの方法や内容を検討し、認知症ケアの実践方法について学び そして最後に、自分の事業所の状況や認知症利用者への対応について振り返って考える。 というような内容になります。
認知症の理解するうえで重要な中核症状と行動、心理症状(BPSD)とは?
〇中核症状とは
認知症の原因は脳の神経細胞が壊れておこり、症状としては、数分前のことが思い出せない、記憶障害・季節や場所などが分からない見当障害など、その他にも判断力の低下・実行機能障害・言語障害・失行・失認などがあります。
〇行動、心理症状とは
多岐にわたりますが、代表的なものに徘徊・暴言・暴力・不潔行為・もの取られ妄想・幻覚・抑うつ・不安・睡眠障害・昼夜逆転などがあります。
研修レポートに書く必須項目
1.研修の日時と場所
2.研修報告書の作成者氏名
3.事業所で参加した人の氏名
4.参加した研修タイトル
5.研修の内容について詳細
6.研修を受講しての感想を書く
7.研修を受講して学んだことを仕事にどう活かしたいかについて書く
8.まとめ
上記の項目は、必ず書かないといけない基本的なものです。1番から8番まで順番に沿ってレポートを作成する際に、6番と7番が自分の意見と感想となりますので、そこで受講したことをいかにこれからの仕事に活かせるような内容に仕上げるかが重要となります。
研修レポートを書きかたのポイント
研修のレポートは、A4サイズの用紙に1枚から2枚にまとめるようにします。しかし、あまり長すぎても短か過ぎてもいけません。
研修の内容が読む相手に分かりやすく理解できる様に心がける事をおすすめします。
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まとめ
研修のレポートは「認知症介護基礎研修」の講義、演習で学んだことを読み手に分かりやすく伝わるように書くことが大切なポイントとなるでしょう。
また、認知症ケアについて学んだことを自分の事業所で活かしていくことが重要となります。
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