実務者研修の医療ケアについて難しく落ちたらどうしようと不安になっている方も多いのではないでしょうか?
しかし、実務者研修及び喀痰吸引等研修を修了すると、介護の知識に加えて医療的ケアの知識も身に着けることが出来、介護士でも医療的ケアを実施できる様になります。
ここを乗り越えることができるように、実務者研修の医療的ケアの内容についてご説明します。
医療的ケアをわかりやすく学べる実務者研修はコチラ↓
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目次
1.実務者研修について
2.医療的ケアとは
3.喀痰吸引とは
4.経管栄養とは
5.実務者研修を受けるための条件はない
6.まとめ
1.実務者研修について
実務者研修とは、基本的な介護能力を高めるために取る資格。 初心者向けの「介護職員初任者研修」からステップアップした内容です。
また、国家資格である「介護福祉士」へのキャリアアップのためには、必須の資格でもあります。
2.医療的ケアとは
医療的ケアとは、在宅介護されている利用者が日常生活を行う上で必要になる痰の吸引や鼻などから管を通して栄養剤を流し食事を摂取する経管栄養を指しています。
実務者研修の学習内容に含まれている「医療的ケア」では、在宅で介護を受けられている利用者に提供しているサービスについての知識を学びます。
医療的ケアはこれまで医師や看護師にしか認められていませんでしたが、介護施設でも医療的ケアを必要とする利用者が増えたことや、介護士の質の向上を図ることを目的に、「社会福祉士及び介護福祉士法」が改正されました。
3.喀痰吸引とは
「喀痰吸引」とは、口腔・鼻腔内・気管支内に溜まった痰を自力で出すことが困難な方に提供している医療的ケアです。溜まった痰は、吸引機で吸引していきます。
このケアを受けることにより、肺炎予防となります。そして、気道を確保することによって、呼吸がしやすくなるのです。
4.経管栄養とは
「経管栄養」とは、自力で食べ物や飲み物の摂取が困難な方に向けての医療的ケアです。消化器官である胃や腸、そして鼻腔からチューブまたはカテーテルを通して、栄養剤を摂取させるという方法です。
胃に穴を開けて栄養剤を注入することを「胃ろう」と言い、腸から注入することを「腸ろう」、そして鼻腔から注入することを「経鼻栄養」と呼びます。
これは、栄養状態を維持しながら体調を改善させていくという目的があります。
5.実務者研修を修了しただけでは医療的ケアは行えない
実務者研修では医療的ケアの講義と演習のみの受講なので、合格しても医療的ケアを行うことは出来ません。医療ケアを行うには、喀痰吸引等研修にて実地を受ける必要があります。
登録事業者での喀痰吸引等研修を修了したら、登録事業者から修了証が発行されます。
その後、社会福祉振興・試験センターへ届け出ることで、医療的ケアの資格を取得することになります。前述しましたが、就職先が登録事業者であることも医療的ケアを実施する条件なので、医師法違反にならない様に確認して下さい。
6.まとめ
実務者研修の医療的ケアの内容には、主に喀痰吸引と経管栄養があることがわかったかと思います。
また、医療的ケアを行うには実務者研修の他に喀痰吸引等研修にて実地を受ける必要があるのです。
是非、医療的ケアを把握するために以下の記事もご覧ください。
⇒「実務者研修を履修すれば喀痰吸引ができる? その答えとは」
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