実務者研修のスクールの選び方

受験勉強

介護福祉士の資格を取る為の要件の1つでもある実務者研修は、介護の職場でのサービス提供責任者にもなれるので、是非修得しておきたい資格です。
今回の記事では実務者研修のスクールを選ぶ際に、どのような見極めが必要なのかを紹介して行きましょう。

実務者研修の資格とは

実務者研修は実務ルートの受験資格としての位置づけであり、介護の現場で働きながら修得する人が多いです。介護に必要な専門的な知識と実践で使える技術を学んで、介護を必要とする人達の為に役に立つ事が出来ます。

実務者研修を取得する事により、介護福祉士の受験資格要件の1つを満たせます。医療行為である「たん吸引や経管栄養」などが可能になり、介護職員として出来る仕事の範囲が広がります。
また、サービス提供責任者にもなる事が出来て、信頼獲得や給料アップにつながります。

スクールの選び方

実務者研修は保有している資格によっては、受講する科目や取得時間、費用なども異なりますが、介護未経験の方でも学ぶ事が可能です。
受講する時間は450時間にプラス「医療的ケア演習」であり、スクーリングも含む構成になっています。それでは、選び方のポイントを紹介しましょう。
基本は、通学と通信講座に分かれます。

1.仕事をしながら学ぶ場合

昼間に仕事をしている場合でも、通信講座で学ぶ事が出来ます。ただし、スクーリングと呼ぶ通学の時間では「介護課程Ⅲ」と「医療的ケア演習」だけは通学で学ぶ必要があります。
土日だけで学ぶ場合や夜間に通学できるなど、スクールによってコースの設定が異なりますので、自分にあったスクールの選び方が必要です。

2.キャンペーンを利用する

同じスクールにおいても、授業の定員が少ない時期に対してキャンペーンによる割引がある場合があるので、自身のスケジュールが合えばこれらを選ぶ事で費用を安くする事も可能です。

3.授業の時間帯や振り替えなどの融通性

スクールによっては、決められた時間帯で進行している場合がありますので、急な用事や病気などの振り替えがあるのかは重要なポイントになります。

4.通学の場合の地域選び

近くに複数ある場合には、利便性も考慮する事で通いやすくなります。あまり遠くに通う場合は、億劫になってしまいがちですので、交通の利便性で選ぶ事も必要です。

5.助成金などの利用

ハローワーク(公共職業安定所)での職業訓練として給付金制度を利用すれば、費用の負担が少なくてすみます。ただし、離職者や失業中の人を対象にした制度ですので、条件を確認しておきましょう。

まとめ

スクールの選び方は、通学と通信講座に別れますが、学ぶ人の状況に合わせて何を優先するかが大事です。
介護現場で働きながら学ぶ場合には、土日や夜間の通学、あるいは通信講座を選択し、スクールによる時間帯や条件などで選ぶ方法もあります。