介護福祉士実務者研修を修了したら、次は介護福祉士国家試験合格後に登録することで、晴れて介護福祉士として働くことが出来る様になります。
その後で住所や氏名に変更がある場合はどうなるのでしょうか?今回はその部分にフォーカスしてお伝えします。
介護福祉士になるには
始めに、介護福祉士になるまでの流れをおさらいしましょう。介護福祉士になるには、三つのルートがあります。
ルート1.養成施設ルート
国指定の養成施設を卒業する事で、介護福祉士国家試験を受験する権利が与えられます。
ルート2.福祉系高校ルート
2009年度以降に福祉系高校で定められた科目の単位を取得して卒業する事で、介護福祉士国家試験を受験する権利が与えられます。
ルート3.実務経験ルート
実務経験を3年以上積んだ上で、実務者研修を修了する事で、介護福祉士国家試験を受験する権利が与えられます。
この様に、どのルートでも必ず国家試験の受験は必要となっています。
介護福祉士の合格発表は、実技試験終了後の3月下旬になります。
試験に無事合格した場合は、合格通知と一緒に必要書類(登録申請書・登録の手引)が送付されます。
介護福祉国家試験に合格した方は、4月上旬に必要書類を提出して登録簿へ登録を行い、およそ一か月後の5月上旬に登録証を受け取って初めて介護福祉士を名乗ることが出来ます。
住所変更・氏名変更がある場合
登録簿への登録までに、住所の変更があった場合は、転居届を提出します。登録証が発行されたあとに住所変更・氏名変更などがあった場合は、登録事項変更届出書による、変更登録が必要となります。届出が必要なのは次の二つです。
〇氏名
〇本籍の都道府県(外国の国籍の方は、その国籍)
本籍地を変更された場合でも、同じ都道府県内での変更の場合は、届出は不要です。
提出書類一覧
1.登録事項変更届出書
2.戸籍抄本の原本又は 戸籍の個人事項証明書の原本の内、いずれか。
外国籍の方の場合
変更前の内容が確認できる公的な書類のコピーと、中長期在留者・特別永住者の場合「国籍等を記載した」住民票の原本又は、 短期滞在者の場合パスポートその他の身分を証する書類のコピー。
注意点
〇登録事項変更届出書の記入にはボールペンを用いて下さい。
〇誤って記入した内容を訂正する際は、二重線を引いて余白に正しい内容を記入して下さい。
3.貼付用紙
4.手数料「振替払込受付証明書(お客さま用)」の原本
5.登録証の原本
上記の書類が用意できたら、(財)社会福祉振興・試験センター登録部宛に簡易書留で送付して下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、介護福祉士実務者研修を修了し、介護福祉士国家試験に合格した後で住所変更、氏名変更があった場合に必要な手続きについてお伝えしました。
上記の変更がある際は、速やかに手続きを行うようにしましょう。
コメントを残す