2020年1月に実施された、第32回介護福祉士国家試験の合格発表が先日ありました。最新の国試合格率と合格基準は、2021年に介護福祉士国家試験を受験予定の方や、これから受験される方にとっても気になる情報ではないでしょうか。
こちらのページでは、第32回介護福祉士国家試験の合格率・合格基準と過去の国試情報との比較や、介護福祉士国家試験の概要について詳しく解説しています。介護福祉士国家試験対策の参考にして頂ければ幸いです。
- 2020年 第32回介護福祉士国会試験の合格発表
- 合格点は毎回違う?過去の介護福祉士国家試験の合格率
- 介護福祉士合格後は早めに資格登録の申請手続きを
- 介護福祉士国家試験 受験するには?
- まとめ
■2020年 第32回介護福祉士国家試験の合格発表
・第32回介護福祉士国家試験 受験者数と合格者数
【受験者数】84,032名 【合格者数】58,745名
・第32回介護福祉士国家試験 合格率と合格基準
【合格率】69.9% 【合格基準】筆記125点中77点以上 / 実技100点中46.67点以上
参考にしたページはコチラ▶公益財団法人社会福祉振興・試験センター
■合格点は毎回違う?過去の介護福祉士国家試験の合格率
介護福祉士国家試験の合格基準は筆記・実技ともに総得点の60%以上とされていますが、毎回試験の難易度によって補正されるため、介護福祉士受験対策の問題集などを解いて、過去の合格基準点に達しているからと安心できないのです。では過去4年の介護福祉士国家試験のデータを見てみましょう。
■過去4年の介護福祉士国家試験合格率
【第28回】57.9%(受験者数152,573名、合格者数88,300名)
【第29回】72.1%(受験者数76,323名、合格者数55,031名)
【第30回】70.8%(受験者数92,654名、合格者数65,574名)
【第31回】73.7%(受験者数94,610名、合格者数69,736名)
参考にしたページはコチラ▶ 公益財団法人社会福祉振興・試験センター
■4年ぶりに70%台を切った介護福祉士国家試験合格率~2021年は?~
2016年の第28回介護福祉士国家試験以降、70%台をキープしていた合格率ですが、2020年の第32回介護福祉士国家試験では4年ぶりに70%台を切り60%台へと下がりました。合格率が下がったため、次回以降に介護福祉士の試験を受験される方の中には、不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。
先ほども書いたように、介護福祉士国家試験の合格基準はその年の試験問題の難易度によって補正されるため、次回以降また70%台に上がるかもしれませんし、さらに下がる可能性もあります。
今このページを読んでくださってるみなさんへお伝えしたいことは、ご自身の合格率を上げていただきたいということです。全体の合格率に一喜一憂することなく、なるべく早めに介護福祉士受験対策を始め、試験直前にはご自身の学習した知識・スキルを点検する余裕を持っておくと良いでしょう。また、受験成功のノウハウを熟知した養成スクールの介護福祉士受験対策講座や、受験対策の教材を利用するのもオススメです。
■介護福祉士合格後は早めに資格登録の申請手続きを
介護福祉士の国家試験に合格しただけでは、介護福祉士を名乗ることはできません。試験合格後、資格登録の申請手続きを行いましょう。
介護福祉士の資格登録申請手続きについての記事はコチラ
■介護福祉士国家試験 受験するには?
介護福祉士の資格取得には福祉系高校ルート、実務経験ルートなど様々なルートがあり、ルートによって受験資格が異なります。ご自身が該当するルートの受験資格をあらかじめチェックし、申込直前に受験資格の不備であわてないようにしましょうね。
介護福祉士国家試験の概要や受験資格についての記事はコチラ
まとめ
2020年1月に実施された、第32回介護福祉士国家試験の合格発表や過去の合格率について解説いたしましたがいかがでしたでしょうか?微力ではありますが、この介護の学びマップを通してこれから介護福祉士を目指す方の一助になれましたら嬉しい限りです。他の介護福祉士受験対策、初任者研修、実務者研修などに関する記事も是非ご覧ください。