言語聴覚士の資格取得の勉強時間は? ~効果的に実行しよう~

言語聴覚士の資格取得に、どれだけの勉強時間が必要なのかという質問が多いのですが、必要な勉強はやりすぎる事というのはないのです。
ただし、だからといって無理をする事も、おすすめは出来ません。では、どのくらいの勉強時間が必要なのでしょうか。

勉強時間に対する考え方

実際の4年生の受験生の勉強時間を見て見ると、休日のみの学習時間における平均の学習時間は、10時間という人がいました。

4年制専門学校は長い期間で設定しているので、専門知識や技術に時間をかけて学んで行くため、実習経験での接し方などのスキルを学ぶ事になります。2年生や3年生の専門学生に比べると、経験による違いで実践的な活動を多く学ぶ事が可能です。

4年生では大学を卒業した人(学士)と同等の学力を有するので、「高度専門士の称号」を授業の単位や試験によって得る事が可能です。3年制度の専門学生の場合は、「専門士の称号」のみの取得となっています。勿論、国家試験の勉強の為には参考書や過去問題を多く学ぶ事が合格の近道となるわけです。

言語聴覚士の受験資格

言語聴覚士の資格取得には、文部科学大臣が指定する3~4年制の大学で専門のカリキュラムを学んで受験資格を得る事や、都道府県知事指定の専修学校で学んで受験資格を得る事です。

2年制度の場合は大学卒が前提条件になっていますので、3~4年制の専門学校で高卒から学ぶ方が早く受験資格を得る事が出来ます。

勉強時間を気にするより自分自身を知る事

勉強時間についていろいろな意見を見ましたが、人によってそれぞれです。自分自身の能力を見極めて、必要な事に時間をかける事が効果的です。

また、無理して長く続ける事や睡眠時間を削っても、身につかなければ無意味になります。現役で合格した先輩がいれば、試験内容の傾向などを参考にして、過去問題を確実にこなして行く事が重要になります。時には気分転換を図る事も重要です。

脳の一日の状態を把握する

〇朝は脳が効率的
脳や体の働きを知り、自分の一日の状態を知る事で、試験勉強や効率の良い勉強時間が見えてきます。朝の起床後の約3時間は、脳が最も効率的に働いてくれる時間帯です。朝の脳は鮮明な状態になっているので、思考力や集中力を発揮しやすくなっています。

〇午後は眠くなりやすい時間帯
昼食を取ると、消化の働きの為に血液が胃に集中するので、脳への血液が行きにくくなってしまうので、眠気を誘う原因になります。午後は眠くなりやすい時間帯が、14時から17時といわれています。ただし、午後はやる気が出やすい時間帯でもあるので、食事の量には気を付けて眠くならない工夫が必要です。

〇疲れてきた時のひらめき
午後の時間帯は、疲れが出るので勉強の大敵になりそうですが、クリエイティブな発想に向いています。疲れた時間帯の方が、創造性を刺激します。夕食前の空腹の時間帯は、脳が働きやすくなるので、効率的な勉強に向いています。

〇夜の記憶タイム
夜寝る前の脳は、多くの情報を処理する事が出来ていません。このような場合は、学習するよりも、記憶する事に努めた方が良いといわれています。寝る前に記憶の反復練習をするとよいでしょう。

まとめ

言語聴覚士の資格取得に限らずに1日の勉強時間は、自分の体調と脳の働きを考えて効果的に勉強できる時間帯や学習時間を決める事にあります。脳が働かない夜間帯などに学習するよりも、しっかりと睡眠を取って朝方の学習に集中する方が効果的といえます。