実務者研修を修了した場合の有効期限は何年?

実務者研修は、介護福祉士の国家試験を受ける為の条件に指定されています。スキルアップや資格の向上には、介護福祉士の資格を取得したいと思うことでしょう。では、実務者研修の資格に効期限はあるのでしょうか?ここで紹介してみましょう。

■実務者研修を修了するいろんなパターン

2013年の4月から介護資格の一本化によりキャリアパス制度に統一されました。

・介護や福祉、医療についての知識も実務も「未経験でも」、実務者研修を専門のスクールにて学ぶことができます。その場合は、受講時間が450時間受けることになります。
(ホームヘルパー3級を持っている方も新制度では未経験と同じ受講時間になりました)

・「介護職員初任者研修を修了」している方は、320時間の講習を受けます。
(ホームヘルパー2級を持っている方も、介護職員初任者研修と同じ扱いとなります。)

・「ホームヘルパー1級の資格」をもっている場合は、95時間の受講時間です。

・介護職員基礎研修の修了者は、50時間の受講時間が必要になります。

※スクーリングの実習が6~7日間が必修です。

■介護福祉士の国家試験とその後の流れ

◎平成28年からの受験資格=実務者研修の修了と3年の実務経験

毎年1月に介護福祉士国家試験が予定されています。それに合わせて、前年の12月までに実務者研修を修了しておかねばなりません。
また受験資格には3年間の介護の現場での実務経験が必要です。
国家試験ですので、簡単に受かるものではありません。仮に試験に不合格になった場合の事も考えておきましょう。

実務者研修の役割は、受験資格ばかりではありません。介護の現場では専門の知識と経験によって、活躍が期待されています。
訪問介護事業所において「サービス提供責任者」になることができるので、仕事の幅も広がってくるでしょう。
介護福祉士の国家試験に受からなかったとはいえ、キャリアパスの道が閉ざされたわけではありません。次回の受験に備えるのもよいでしょうし、介護の現場で確実に経験を積んでいって役立てるのも良いでしょう。

■実務者研修修了後いつまでに介護福祉士になればいいの?

実務者研修は資格の一つですので、有効期限は存在しません。いつまでも介護の現場で活躍できますし、最終的な目標である「介護福祉士」や「認定介護福祉士」になる機会はこれからも十分にあるのです。

■まとめ

実務者研修を修了することは、介護の現場で役立てる為のスキルであり資格でもあります。有効期限を気にするよりも、着実に知識と経験を積むことで介護福祉士国家試験に受かるほどの実力も養われてくる事でしょう。