ケアマネジャーは居宅介護支援事業所、介護保険施設、小規模多機能型居宅介護事業所など、多くの介護事業所・施設にて高齢者に介護サービスを提供する上で欠かせない専門職ですが、中でも介護が必要な方や支援を必要する方からの相談を受け、心身の状況・状態を把握し、本人のニーズに合わせてケアアセスメント・ケアプランを作成していきますが、そのアセスメントを作っていくためには、どんなスキルが必要なのでしょう。
大きく分けて3つの資質が必要となります。
■スキルアップに欠かせない3つのチカラ
・コミュニケーション力
ケアマネジャーの仕事は様々な人的ネットワークで成り立ち形成されています。コミュニケーション能力は、話が上手というだけでなく、きちんと相手の話を聞き、相手の立場にたち思いやる気持ちが必要になっていきます。まずは、その第一歩として、相手の話す言葉に耳を傾けてみましょう。
・複数の業務を同時に進められる力
ケアマネジャーは、事務作業を同時にテキパキとこなす能力が求められます。書類を作成するだけでなく、利用者との面談や会議など、数多くの仕事を一人でこなさなければなりません。
スピードが要求されてきたりするので、苦手を意識するのであれば、まず、仕事に優先順位をつけ、限られたられた時間を上手く利用して処理能力を高めていけるようにしましょう。
・フットワークの軽さ
ケアマネジャーは、デスクの上でプランの作成をするだけでなく、本人の自宅や通う事業所施設へ直接足を運び、日常生活で困っている事やサービスを受ける上で、問題などが起きた時に備え素早く動くという力で、対応していくことが本人やその家族との信頼関係を高めていけるので、上手くいかなかった事をデスクで悩むより素早く実践し、積極的に出向きアプローチをしていく事で、ぐっと距離が近くなることでしょう。
■スキルアップで忘れてはいけないこと
・利用者の目線にたつ
利用者の多くは、介護サービスなどに関して知識がない方がほとんどです。また、介護サービスでは利用者の多くは高齢者が多く、手助けして欲しいことや困っている事などを的確に伝えられないケースが数多くあります。
また、最善と思うプランを作成した場合でも受け入れが困難であるという場合もあったりします。そんな時は、柔軟に対応しなければならずケアプランの見直しや修正といった臨機応変な対応が必要となります。
・肩に力を入れすぎず
仕事をいくつも抱えるケアマネジャーは「自分が中心となってやらなければいけない。」と思いがちなところがありますが、業務をこなしていく中で抱え込み、悩むといった事に苦しんでしまう人が多いと思います。
しかしながら、ケアマネジャーは、さまざまな職種の介護サービス事業であり、複数の事業所で情報を共有していくものなどで肩に力を入れる必要はありません。
■まとめ
ケアマネジャーに求められるスキル(力)とは、聞く・話すといったことはもちろんの事「人と接することが好き」「優しさや思いやり」という心を持つということなども重要になってくると思います。
なので、日頃から誰かと会話をする時、接する時は「優しさや思いやり」の心を持っていると、今以上にスキルアップができるかもしれません。