ケアマネジャーの平均年齢と経歴は?

ケアマネジャーは介護分野においてとても重要な役割をもった職種のひとつです。
介護分野といえば介護福祉士や看護師といった職種も活躍をしていますが「仕事をしていく中で体力的にきつい…」といった悩みをもつ方も多くおられます。
年齢が若いときは力仕事でも大丈夫ですが、将来歳を重ねたときに仕事を続けられるのか不安になりますよね。
そこで身体介助がある現場を離れてケアマネジャーを目指す方も多くおられます。ケアマネジャーになるには規定の国家資格をもち、5年以上の実務経験が必要であるためさまざまな経歴の方がおられます。
ケアマネジャーとはどの年齢層の方が多くて、どんな経歴をもたれているのでしょうか?

○ケアマネジャーの基本情報を紹介!
介護支援専門員の質の向上に向けた現状と課題の把握(全国介護支援専門員連絡協議会)によると、介護支援専門員の年齢構成は、40歳代が一番多く、40.9%を占めています。
次いで30歳代の26.7%、50歳代の26.1%となっています。若い年代の多い介護分野ではケアマネジャーは年齢層が高めといえます。また、ケアマネジャーが有している資格は看護師が41.7%、次いで介護福祉士の35.1%となっています。

○若年でなくても就職には問題なし!
同じ業界といっても、看護師や介護福祉士の経験を積んでから異なる職業であるケアマネジャーに転職するという事は、とても勇気が必要な決断でしょう。
就職といえば、新卒に近い方が就職に有利という見方もありますが、ケアマネジャーは年齢層の高い方が多いため、自分が年齢を重ねていても転職がしやすい職種です。むしろ、年齢を重ねて人生経験が豊富である方が、仕事がうまくいくことが多いでしょう。
ケアマネジャーは実務経験があることが前提であるため、転職・離職がある程度あってもそれほど不自然ではありません。

○人生経験豊富な人材が重宝される
ケアマネジャーはただ介護保険の制度を知っておけばいいというわけではありません。他職種との連携をしなければならないため、医療に関する知識やそれぞれの職種の専門性について知っておかなくてはなりません。
そして何よりもサービスを受けられる利用者やその家族の困っていることや問題点を聞くことができるスキルが必要になります。
これまでの生活歴や環境を読み取るということは自分の人生経験が豊富でなければ利用者や家族の気持ちを理解することは難しいのです。
ケアマネジャーは定年を過ぎても働かれる方がたくさんおられます。むしろ、ベテランである方が利用者や家族も安心して相談をすることが出来るのではないでしょうか。