少子化と高齢化が進む日本社会。介護を受ける高齢者が増えて中、レクリエーション介護士の活躍が求められています。レクリエーション介護士の資格について調べて見ましょう。
■レクリエーション介護士とは?
日本アクティブコミュニティ協会が2014年に新設した資格が、レクリエーション介護士資格です。近年、レクリエーションによる身体機能の向上が注目され、高齢者にも可能な運動を行う為、介護の現場からの要望にこたえる形で誕生しました。正しいレクリエーション知識を身につけるための資格です。
レクリエーション介護士には1級と2級、2つの等級があり、1級を取得するためには2級の資格がなくては取得することが出来ません。下記にレクリエーション介護士2級の資格取得方法を記載します。
◎通信教育と通学講座、介護関連事業者向けの団体研修。
◎与えられた4回課題を全て提出する、試験課題で60%以上取得する。
◎通学講座で筆記試験+添削課題をクリアすること。
以上3つが2級資格の短期間の取得方法になります。
■レクリエーション実施は介護現場の課題
高齢者施設では人手不足から、食事、入浴、排泄など日常生活介護が優先され、レクリエーションは後回しにされがちになっていました。
介護士の中には介護の知識はあってもレクリエーションの知識や経験がないことで、何をすればいいのかわからず、レクリエーションを重視せずに軽く考えている人が多くいました。
そんな事情もあり、介護士からレクリエーションを学びたいという方が増えてきました。
■レクリエーションの重要性!
介護施設が増える傾向にある中で
「退屈な施設にはいきたくない」
「充実したレクリエーションを行いたい」
「利用者がもっと元気になって欲しい」
と利用者、事業所、介護士の各々の要望が重なりレクリエーションの重要性が注目されてきました。
■レクリエーション実施力を資格化する意義
介護におけるレクリエーションは、遊びや気晴らしと言った単純なものではありません。日常生活で加齢による意欲低下や楽しみ、生きがいが失われつつある中で、「新しい生きがい」を作り出す役割、身体を動かすことによって機能回復や介護予防の効果で「楽しむことを持続させる」という役割を担っています。
■まとめ
レクリエーション介護士の仕事としてのやりがいは、介護の現場においてレクリエーションを通じ利用者に笑顔を与えることといえるでしょう。又、それと同時にレクリエーション介護士は、高齢者の身体機能回復と介護予防を図り、生活を続けていく希望と生きがいを作り出す役割も担っているのです。