レクリエーション介護士を取得するメリット

民間資格であるレクリエーション介護士は、その他の福祉・介護系の資格に比べ、比較的取得しやすいことから、一見入門用の資格といった印象もあるかと思いますが、実際には要介護者の体力・身体・生活の充実を図れるよう運動機能の低下を抑制しつつ、身体的なケアだけではなく精神的なケアにも配慮しながらレクリエーションを通じて、退屈なルーティーンになりがちな介護サービス現場での毎日を豊かに過ごしてもらうという大切な役割を担うことのできる資格です。

■レクリエーション介護士の資格を取得するメリット

どんな資格にも、取得するメリットがあります。民間資格であるレクリエーション介護士は、短期間で介護の現場で求められるレクリエーションに関する適切な知識を得られるうえに、レクリエーション実施という業務目標が定まっているので、目的をもって勉強しやすいところが魅力です。また、レクリエーション介護士資格を取得している場合、

・レクリエーションに、関わるスキルを身につけていることを周囲に伝えられる
・レクリエーション業務に対し、積極的にかかわっていくという意思を周囲に示ことができる

この2点を、自己アピールポイントとして持つことができるため、転職・就職を考えた場合、採用担当者に、介護の現場で本気で取り組みたいというアピールができる。ということにも注目していいでしょう。

実際、介護の現場において、毎日変化にとんだレクリエーションを企画・実施することは、とても労力がかかり、悩みのタネとなっている現場も少なくありませんし、介護レクリエーションに精通したスタッフがいる・いないでは、介護スタッフにかかってくる負担も大きく変わってきます。

■レクリエーションを通して介護者の生きがいを取り戻す

高齢者は、ベッドから起床など、通常なら意識せずに行えるはずの動作が、体力がなく時間がかかってしまいます。レクリエーション介護士として身に付けたスキルには、要介護者の体力や身体、生活の状態に則した機能訓練を、レクリエーションという形でまとめ実施していくことで、毎日の生活がより健やで充実したものとなる手助けとなります。レクリエーション介護士は、まさに要介護者の生きる喜びを蘇らせるために、介護の現場から求められた資格であると言えるでしょう。

■まとめ

レクリエーション介護士は民間資格ではあるものの、レクリエーションを通じて、介護サービス利用者の身体や精神の安定を図り、要介護者の生きる喜びと、生きがいを取り戻すためになくてはならない資格であるといえるのではないでしょうか。