介護福祉士実務者研修に年齢制限はある?何歳から受講可能?

介護の世界でステップアップしていきたい人が特に気になっている資格が、「介護福祉士実務者研修」ではないでしょうか?今回は、この介護福祉士実務者研修に年齢制限はあるのか?また、何歳から取得可能か?について解説します。

社会人なら年齢は関係ない

結論から申し上げますと、介護福祉士実務者研修を受講可能な年齢は、原則的に制限はありません。(研修を実地するスクールによっては16歳以上という規定がある場合もあります。)但し、未成年者が介護福祉士実務者研修を受講しようとする場合は、保護者の同意が必要となります。

また、受講するのに年齢の上限はありません。ですので、義務教育を終えて1年以上経った人の全て、社会人のほとんどがこの年齢に当てはまる事になります。そのため、介護福祉士実務者研修は年齢を気にせずチャレンジできる資格となっています。

受講者は国籍も問われませんが、現在日本で実施されている介護福祉士実務者研修のカリキュラムはすべて日本語によるものなので、日本語が理解できる必要があります。

また、介護福祉士実務者研修を受講するには、介護職員初任者研修を修了していないといけないと誤解されている人も居るかも知れませんが、介護福祉士実務者研修は、介護職員初任者研修を修了していない人でも、受講する事ができます。

但し、介護福祉士実務者研修を受講するのには、介護職員初任者研修を修了しているレベルの知識やスキルが無いと難しいのも事実です。無理なくステップアップしていくためには、先に介護職員初任者研修を修了しておく事をおすすめします。

福祉業界はある程度年齢を重ねた人でも受け入れてくれる

介護福祉士実務者研修に限らず、資格を取得する人は比較的若い世代が多いと思われる人も居るかも知れませんが、介護福祉士実務者研修を受講する人の年齢層は非常に広く、10代から70歳以上まで様々な年齢層の人が受けています。

これまで社会人になってから全く別の業種で働いていた人が、介護業界へ転職して入ってくる事は珍しい事ではありません。また、子育てが一段落した世代の主婦、または主夫の人が新規に介護業界に就職する例も多く見られます。

介護の業界は人手不足の状況が続いており、中高年の新人スタッフの受け入れも積極的です。興味のある方は是非、門戸をたたいてみて下さい。

実際に介護の現場で働きながら受講できる

介護福祉士実務者研修は、無資格の人でも受講できる事を述べました。そのため、全くの未経験の人でも受講可能です。しかし、その場合は450時間のカリキュラムをすべて受講する必要がある他、カリキュラムの内容についていくのが難しいと言った事態も予想されますので、出来る限り実際に介護の現場で働いて、ある程度経験を積んでから受講する方が、よりスムーズに研修を修了できると考えられます。

また、介護職員初任者研修を修了していれば、受講を免除されるカリキュラムもあるためメリットは大きいと言えます。すでに介護の現場での仕事を始めていて普段、平日の昼間は働いているのでスクールに通えないという人のために、土日や夜間に研修を実地しているスクールもありますので、興味のある方は調べてみて下さい。

まとめ

今回は、介護福祉実務者研修の受講に年齢制限はあるのか?何歳から受講可能か?をテーマにお伝えしました。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。