褥瘡はその傷のでき方などが様々で、長時間の圧迫や体位変換時のズレや摩擦など、個人差で傷などが、できてしまう箇所は多岐にわたります。万が一傷などができてしまった場合、その箇所を保護してくれるのがフィルム保護です。他にもガーゼなどありますが、今回はフィルム保護をご紹介します。
■フィルム保護の主な製品と特徴
◎共和 エアウォールふ・わ・り No.50 50mm×12m MA-E050-FT 1巻
エアウォール ドレッシングフィルム 50mm*12mは低刺激粘着剤で、はがすときの角質はがれが大幅に減少します。
◎プリマ床ずれ予防シート 15cm×20cm
柔らかく粘着性のあるポリエチレンジェルシートで、 洗浄しても、粘着力が弱まっても再利用できます。
◎ドレッシングロール AS5010 50mm×10m / 8-5965-01
防水性・透湿性に優れていて、皮膚へのストレスを軽減してくれます。
◎ニトムズ ドレッシング材 被覆保護材 H24R05 5CMX10M 1カン00082315
角質剥離を抑える、ゲル粘着剤を使用していて、かぶれにくく、 手袋をつけたまま使用でき、 防水性や透湿性など、粘着性に優れていて、ムレにくく剥がれにくいフィルムドレッシングです。
◎3M テガダーム スムース フィルムロール 10cm幅x12m 1ロール入り 16004JP
波形スリットで、使いやすい防水シートです。
◎デュオアクティブETスポット 3.8cm×4.4cm
薄型のハイドロコロイド粘着層と、防水性ポリウレタンフィルム外層を持つ、半透明のハイドロコロイドドレッシングで、皮下脂肪組織までの創傷に対する創の保護をします。
こうやって褥瘡の保護を目的とした各種フィルムを見ていくと、褥瘡治療と同時にいかに皮膚への負担を減らすことが、症状の改善に不可欠であるかということが理解でき、褥瘡ケアおいて配慮すべきとても大切なポイントとなっているといえるでしょう。
■まとめ
今回紹介したのはごくわずかな商品です。紹介した商品意外にも、良い商品が複数あり、傷の具合や皮膚の状態などにより、使い分けていくことが、望ましいのではないでしょうか。そして一番いいのは医師の判断です。病院受診が出来る方であれば、医師の説明を参考にして、処方してもらうのが得策です。
本質的になるべくなら、日頃からフィルム保護などが必要となるような褥瘡とならないよう、常日頃から身体のケアを心掛けて、丁寧に身体各部の観察することが一番だと思います。
褥瘡ケアには効率的な予防・改善を期待できる、Relafeelの併用も検討することをお勧めします。