一人暮らしで寝たきりにならないためには、趣味等を通して友人を作ったり、外に出る機会を作って家にこもらないようにするのがよい良いのですが、近くに家族や友人がいない場合、何らかの対策を今からうっておく必要があります。今回は、寝たきりにならないためにはどうしたらよいのか考えてみました。
■一人暮らしのリスク
当然一人で住んでいると突然、病気になった場合や重篤な持病をお持ちでしたら発作が起きたとき、救急者の手配が間に合わなかったりしますよね。自分で連絡ができるのでしたらよいのですが、もしそれができない突発的な心筋梗塞や脳梗塞といった重病でしたら「孤独死」につながる恐れがあります。
そのような事態を回避するためには、日頃から地域の民生委員さんに家庭訪問をお願いし安否確認を、お願いするとよいでしょう。また、家族が近くにいないのであれば、毎日、電話をするなどして、健康状態を確認してもらうのも効果的です。最近では、警備会社が24時間安否確認をし、異常や警報があればすぐに自宅に駆け付けるサービスもありますので利用すると安心です。
■リスクを回避するためには介護サービスを利用しよう。
一人暮らしで寝たきりの場合は、身の回りのことや日常のことを自分ですることが困難だと思われます。まずは家族と連絡を取り話し合ったうえで、介護保険サービスを利用することをお勧めします。利用するにあたっては、まず役所の窓口で相談をしてからどの様なサービスが必要なのかよく検討しましょう。介護保険には、自宅で介護サービスを利用する居宅サービスと施設サービスがあります。ここでは居宅サービスについて紹介したいと思います。
【居宅サービスの種類】
1：訪問介護（ホームヘルプサービス）
自宅に訪問して、介護や身の回りの世話をする。
2：訪問入浴介護
巡回入浴車を使い自宅に訪問して入浴介護をするサービス。
3：訪問看護
看護師や保健師が自宅を訪問するサービス。
4：訪問リハビリテーション
理学療法士や作業療法士が自宅を訪問して心身の機能維持回復や日常動作の自立訓練をする。
5：居宅療養管理指導
医師、歯科医などが自宅へ訪問して療養上の管理指導を行う。
■まとめ
都会で一人暮らしの高齢者にとって寝たきりになることは、とても不安なことだと思いますが、介護保険の居宅系訪問サービスを利用することで定期的に自宅を回ってきてくれて、身体介護や身の回りの世話などをしてもらえるので、孤独や孤立することなく安心した毎日を送ることができるでしょう。
