介護福祉士  実務者研修の義務化の内容とは

介護福祉の実務者研修は、将来的には介護福祉士国家試験に合格してランクアップやスキルアップを目指す事になると思います。
平成29年1月以前までは、3年の実務経験があれば国家試験を受けることができましたが、平成29年1月から実務者研修は、義務化となっております。
その理由とはどこからくるのか詳しく説明したいと思います。

■実務者研修の義務化の理由とは、

厚生労働省によると、介護福祉の現場でより専門的な知識と責任感を抱かせることとなっているようです。その為には、資格の価値を高めるための方針が出されました。

キャリアパスの評価制度=従来の評価制度は、笑顔で接するなど社会人としての常識的な行動によるものでした。キャリアパスの評価制度とは、安全な介助など技術的なことによるものです。知識や技術を積み重ねる制度です。

国家資格に必要な実務者研修=2か月~6か月(受ける条件によって異なります)実務者研修を受けたことによって、サービス提供責任者になれます。介護福祉士の国家試験を受ける為の義務化となりました。

上級資格となる認定介護福祉士の設立=最終的には介護福祉士の中の頂点となります。その為には、介護福祉士としての実務経験が5年以上などの資格が必要になります。現任研修受講による100時間以上の受講とレポート等。

これらの資格や地位を統一することで、介護福祉士の向上につながることになるためです。
ひいては、給料や待遇面でのアップにつながるのではないでしょうか。

■介護福祉の実情とは、

現在、介護福祉の現場では、高齢化や健康を維持できていない人たちが増加している為に
資格がなくても、務めているのが現状です。これは、介護補助と呼ばれていて、仕事には制限があるので、すべての事に関わることができません。
しかし、だからと言って、専門の知識や介護に対する責任感がなくてはなりません。実際の現場の仕事からしか学べないこともあるので、それは今後に生かされてきます。
そこで経験した人達には「初任者研修」や「実務者研修」を受けることが望まれています。

■実務者研修の義務化による、その先には?

介護福祉士とは、国家試験なので、それを目指す人たちの目標となりますが、これからは、試験を受ける条件に実務者研修で習得する専門知識と実技習得で受験者の能力を高めることになるのです。
ますます介護福祉士の資格は、社会からの認知を高めていく事になり、結果的には、待遇面の向上につながってくるのだと思います。

■まとめ

実務者研修の義務化とは、自分の能力を高めるうえで必要なことであり、資格の価値を社会に認めてもらう 事になるでしょう。