理学療法士になるための方法
養成校や大学の4年生過程に通い、必要な単位を履修して医療機関や介護福祉施設で実習などを修了した後、国家試験に合格する必要があります。
今回は、理学療法士が介護支援専門員(ケアマネ)資格取得の理由や、そのメリットについても考えていきましょう。
理学療法士とケアマネの仕事の内容
理学療法士は医師の指示のもとリハビリテーションなどを通して、病院などの医療機関・介護施設・地域包括支援センター・教育・研究施設・スポーツ分野などでケガ・障がいからの社会復帰をサポートする仕事です。
対してケアマネージャーは介護保険認定者のサービス利用者や家族などから相談を受け、その方に適したサービスをコーディネートする仕事です。
理学療法士やケアマネが果たす役割
団塊の世代が75歳以上を迎える2025年には、要介護者はさらに増加することが予想されています。少子高齢化・人口減少という問題の対策として、国の施策では高齢になっても自立した生活ができるように、できるだけ住み慣れた地域で暮らしていける「住まい・医療・介護・介護予防・生活支援」を一体化していくような地域包括ケアシステムの構築が重要視されてきました。
今後、理学療法士やケアマネに期待される役割は、さらに重要になることでしょう。
理学療法士がケアマネの資格取得する理由とは
・介護保険サービスや介護保険制度に詳しくなる
・ケアマネージャーと連携がスムーズにとるようになる
・理学療法士からケアマネへ転職ができる
・資格手当が付くことがあり給料アップにつながる
理学療法士の就職先とは
理学療法士の就職先で一番多いのが医療機関である病院やクリニックであり、全体の8割近くが働いていて、介護施設などの介護老人保健施設や訪問リハビリテーションの1割、次いで残りの1割は教育や行政機関等となっています。
理学療法士の需要は?
理学療法士の資格保有者は年々増加しています。近年では、高齢者の増加に伴って介護施設・通所リハビリテーションや利用者の自宅を訪問して、介護サービスを提供する通所リハビリテーション等の需要も増えています。
まとめ
理学療法士がケアマネの資格を取得する理由は色々あると思いますが、個人のキャリアアップや介護保険の幅広い知識の習得など、介護施設や医療機関で働く場合においては、ケアマネとの連携がとりやすくなるのが最大のメリットでしょう。