理学療法士にとって大切なことは?

正規の教育を受けて、資格を取得していることはもちろんですが、それ以外にも大切なことはいくつもあります。今回は、理学療法士にとって大切なことを3つお伝えします。
既に実践しているという方もいるかもしれませんが、そういう方もおさらいのつもりでお付き合いいただければと思います。

まずは自分自身が健康であることが大切

風邪やインフルエンザの流行のニュースが世間を騒がせていますが、自分は大丈夫と思っていないでしょうか。疲れて体力が低下しているとき、人は病気に掛かり易くなります。

自分自身の体調を管理し、常にベストなコンディションでいることを意識することができなくては、患者さんに迷惑と心配を掛けてしまいます。基本的なことですが、手洗いとうがいを徹底して、罹患しない様心掛けましょう。

もちろん体調を崩さないことが一番なのですが、万が一体調を崩してしまったときは、無理をして患者さんにうつさない様にしましょう。その為にも、日頃から職場の人間関係を大切にし、お互いにカバー出来る体制をつくっておきましょう。

夜更かしなどをして寝不足で出勤、集中力が無くなってヒヤリハットなどということにならない様、普段からプロ意識を持ち、人一倍、節度を持って行動しましょう。
常にエネルギーに満ち溢れている人からは、自然と笑みがこぼれます。患者さんも親しみを抱いてくれることでしょう。

相手を理解しようとする姿勢が大切

理学療法を必要とする理由は、人それぞれ異なります。生まれつき障がいを持っている方、事故に遭ってケガを負った方、歳を取って身体機能が衰えた方、いろいろな人と向き合うのが理学療法士というお仕事です。

自分の身体が思うように動かないことに対して、憤りを感じたり、哀しい気持ちになったりする患者さんもいることでしょう。
一人一人の患者さんの気持ちを理解しようと努めれば、きっと心を開いて、あなたのことを信頼してくれることでしょう。

コミュニケーション能力が大切

理学療法士に限ったことではありませんが、コミュニケーション能力は社会人にとって必須のスキルです。医療・介護の現場で働く以上、チームプレーは必要不可欠となります。
患者さんとのコミュニケーションももちろん大事ですが、共に働く仲間とのコミュニケーションも同じくらい重要です。

医療・介護現場で働く仲間の間で充分コミュニケーションが取れていないと、患者さんに安心して貰うことが難しくなります。
職員同士がコミュニケーションを取り合い、雰囲気の良い環境づくりを心掛ければ、きっと患者さんも安心して身を任せてくれるでしょう。

まとめ

今回お伝えした3つのことは、いずれも理学療法士にとって必要不可欠なことです。
既に実践しているという人も、どうか初心を忘れず、志を高く持ち続けて下さいね。