介護・福祉系で初任者研修といえば介護職員初任者研修。養護教諭にも教育の現場で行われる初任者研修がありますが、実は教育の現場においては養護教諭だけではなく、通常の教員にも初任者研修が設けられています。今回は教員に課せられる初任者研修についてみていきましょう。
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■まず教員とは?
まずは、教員の事についてお話ししましょう。一般的には先生と呼ばれることがありますが、正式には教員です。しかし、大学だと教授や准教授と呼ばれます。教員は教育職員免許法に定められています。
教員になりたいのなら、大学や短大の教育学部へ進学し、そこで教員免許を取得しなければ意味はありません。大学や短大で定められた科目を履修しますが、場合によっては免許の種類が違うことがあります。
中学校までは二種免許状を取得する事になりますが、小学校までは二種免許状だけで済みます。しかし、中学校からは教科ごとに教員が変わりますので、それぞれの教科に応じた科目を取得しなければなりません。
特に外国語の場合は言語が多いので、中国語の場合は北京語と広東語に分類され、それ以外の言語は英語やフランス語、ドイツ語やロシア語など多種多様ですので、自分がどの科目を選ぶのか、外国語はそれに影響されます。
教員免許を取得したら、教員として採用されますが公立と私立、学校によっては選定基準が大きく異なります。参考までに公立学校の場合は以下の通りです。
・筆記試験
・論文試験
・面接試験
・実技試験
実技試験の場合はそれぞれの科目ごとに設定されています。参考までに音楽教諭はピアノ演奏、ドイツ語やフランス語、英語の場合はそれぞれの言語が専門分野の試験となります。
■教員の初任者研修は教育公務員特例法第23条に定められている
学校に赴任した後も、最初は初任者としてスタートします。採用から約1年間は初任者研修を受けることになります。なお、指導教諭については教頭や主幹教諭からある程度の経験を積んだ教諭を、指導教諭を任命されます。
そして教員の初任者研修は大きく分けて二つあります。
①校内研修
校内研修は週10時間を目安に、年間約300時間が必要となります。研修内容は個々の経験や力量、それに学校の現時点での問題点などにおける課題を中心に、授業そのものを勉強する事になります。また、指導教員の授業を初任者の方に見せて、自分の授業とどういう点で違っているかを理解する事が出来ます。
②校外研修
年間約25日間が必要となります。校外研修は教育センターなどの施設で、講義や演習をするだけでなく企業や福祉施設などでの実務体験を経験し、ボランティアなどといった社会奉仕体験や自然体験のほか、宿泊研修を通じて他の学校の初任者教員との交流や、その学校との情報交換をする事により自分の学校とどの点で違っているのかを理解する事が出来ます。
■まとめ
教員の初任者研修について、介護職員初任者研修と違い時間も必要となるだけでなく校内と校外の研修が設定されているという点でも大きく異なるという事になります。学校の先生になる場合、初任者研修という意味でも介護職員のそれと別物だという事になります。
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