受かるには何に気をつけるべきか? 介護職員初任者研修の実技試験

介護職員初任者研修の実技試験を受ける場合、何に気をつければよいのでしょうか。実技で学ぶことや、実技試験の内容などについて簡単にご紹介します。
実技試験について理解し、試験を受ける際の参考にしましょう。
※実技試験は、スクールや団体などによって実施状況が異なります。

介護職員初任者研修について

介護職員初任者研修は、介護における基本的なスキルや知識を身につけられる資格です。介護士としてスキルアップしたい方はもちろん、これから家族の介護をする方など介護の基礎を学びたい方向けの資格となっています。

資格があれば、入浴・排泄・食事・歩行などにおいてサポートができるようになります。また訪問介護においては、無資格ではできなかった身体に直接触れる介護を行えるようになります。

資格取得はスキルアップやキャリアアップに繋がるなど、多くのメリットを得られます。資格を取る際は、スクールなどで130時間のカリキュラムを受けて筆記試験に合格する必要があります。

講座を実施しているスクールや団体は数多くあり、夜間に講座を受けられるところもあります。働きながら受講することも可能なため、自身のライフスタイルに合わせて受講する場所を選ぶようにしましょう。

実技で学ぶことと実技試験の内容について

介護職員初任者研修のカリキュラムには、講義だけでなく実技も含まれています。実技で学ぶ内容は、シーツやオムツの交換・着替えや移乗のサポート・車いすの操作などです。これらを実際に行うことで、介護の技術を身につけることができます。

カリキュラム修了後の試験は主に筆記試験ですが、スクールや団体によっては実技試験も実施する場合があります。

実技試験の内容としては、体位交換・ベッドメイク・着替えや移乗のサポート・排泄時における移動のサポート・食事や口腔ケアのサポートなどが挙げられます。

また実技試験に落ちることもあるため、試験前に練習するなどしっかりと対策をしておく必要があります。

実技試験を受ける際に気をつけること

実技試験の内容には、移乗のサポートなど体力が必要となるものも含まれています。そのため体力に自信のない方などは、体に負担がかかりやすくなります。
このような場合、体への負担がかかりにくい介助方法を事前に習得しておくことをおすすめします。

試験中は、介護される人がケガなどをしないかよく確認することも大切です。万が一、ケガなどがあった場合は、試験に落ちることがあります。また試験中は、声かけにも注意が必要です。

介護される人が不安にならないように、細かな部分においても声かけをしながらサポートを行うことが大切です。声かけがない場合においても、試験に落ちる可能性が高くなります。

試験では、習った内容をきちんと理解しているかどうかが見られています。自身のやりやすい方法ではなく、講師の方から習った方法で介護を行うようにしましょう。

まとめ

今回は、介護職員初任者研修で学ぶ実技や実技試験の内容などについてご紹介しました。実技試験は、スクールや団体などによって実施状況が異なります。
実技試験が実施される場合は、試験に備えて声かけの練習や動作の確認などをしておくことが大切です。