介護事業所には介護福祉士をはじめ、いろいろな職種の方が働いています。また、その職種によって、仕事の役割も変わってきます。今回は、介護施設で介護福祉士が緊急時において、連携をとる他職種について考察してみました。
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■介護事業所の種類・職種とは?
【介護事業所の種類】
①在宅の通所介護(デイサービス)
②通所リハビリテーション(デイケア)
③認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
【介護施設の種類】
①介護老人福祉施設(特養)
②介護老人保健施設(老健)
③介護療養型医療施設
などとさまざまです。
介護事業所では人員基準があって、介護士以外にも医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・介護相談支援専門員・相談員の配置が決まっています。通所系や施設系・地域密着型サービスによってその基準は変わってきます。
■緊急時、他職種との連携の取り方
介護福祉士は、日常生活の中でいろいろな介助を通して、利用者にとって一番身近な存在です。毎日の業務の中で、利用者を介助する時に「いつもと様子が変わっている」、「いつもと表情が違う」などを、日々の介助で注意深く観察する様に心がけることが大切です。
よく観察して、「明らかにいつもと違う。おかしいな」と感じたら利用者の状態をみながら、その場を離れることなくナースコールを押したり、他の同僚に声掛けをし、速やかに看護師や医師に報告することが重要です。
■緊急時の対応について(特養の場合)
例えば、業務中に急変(発熱・止血・意識レベルが悪い)などがおきた場合、速やかな対応が必要となりますが、新人介護福祉士などはパニックになってしまうことになりかねません。
さらに夜間、看護師がいない特養などでは、介護福祉士が急変時の対応をしなければいけません。
そのため新人とベテランの介護福祉士の組み合わせで、夜勤のシフト組むところが多いです。緊急時には、介護福祉士同士の連携が重要となってきます。
■緊急時の対策
緊急時に慌てないための対応策として、日頃から緊急時マニュアルに従って行動することや、事業所内での研修・緊急対応についての講習会へ参加し、日頃から意識することで緊急時に慌てずに冷静な行動がとれることでしょう。
利用者の身近な存在である介護福祉士は、日頃から安全で快適な日常生活が送れるように、利用者の少しの変化にも気づき、看護師・医師その他の職種との連携をとっていくことが重要となります。
■私の経験から
私も介護施設で、介護福祉士として10年あまり働いた経験があります。利用者の急変に遭遇したことは何度もありましたが、やはり最初の内は「何かあったら怖い」と思いながら、仕事をしていました。
特に夜間は、職員の数が少ないためにとても不安でした。しかし、予期せぬ事故や急変は起こりうるものと考えて、その際に介護のプロとしてマニュアルに沿って、冷静な行動を取ることを心がけていました。
現在、介護施設で働いている介護福祉士も同じ気持ちだと思います。介護現場で経験を積んで、急変時にも落ち着いて対応できる介護福祉になってほしいと、期待しています。
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■まとめ
いかがでしたか、介護福祉士と他職種との連携について解説しましたが、介護の現場に限らず、他の業界や企業でも同僚や会社内の横の連携や、上司との縦の連携は業務を行う上でとても大切なことです。
介護事業所においても、質の高い安全なケア・サービス提供するためには、介護福祉士も各専門職と同じ目的意識を持って、情報共有や連携をとりながら業務を進めていくことが重要となります。
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