実務者研修で学ぶ介護過程とは? 介護過程における介護計画の立て方

実務者研修の受講科目である介護過程とは、どの様なものなのでしょうか。介護過程の一つである介護計画について簡単に解説します。

実務者研修のカリキュラムの内容や、介護計画の立て方なども併せて見ていきましょう。

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実務者研修について

実務者研修では介護に関する基本的な知識やスキルのほか、経管栄養やたんの吸引などの医療行為についても学ぶことができます。
介護職員初任者研修と共通する内容も含まれており、より多くの知識やスキルを身につけることができる資格となっています。

介護の資格を持っていない方や、介護に携わったことのない方も受講することができます。実務者研修の修了後は医療従事者との連携などにより経管栄養やたんの吸引を行えるようになるほか、サービス管理責任者の役職にも就けるようになります。

また実務者研修の修了は、介護福祉士国家試験の受験資格にも含まれています。

カリキュラムの内容

実務者研修では、450時間のカリキュラムを受講します。カリキュラムの内容は下記の4つに分けられています。

●人間と社会

●介護

●こころとからだのしくみ

●医療的ケア

各分野には科目があり、科目ごとに受講時間が決められています。介護職員初任者研修などの介護に関する資格を取得している場合、受講科目が免除されます。
カリキュラムは、通信で学習できる科目と通学(スクーリング)が必要な科目があります。

介護過程について

実務者研修のカリキュラムの一つに、介護過程という科目があります。介護過程とは、利用者に関する情報収集(アセスメント)・介護計画の作成(立案)・介護計画のプログラムの実践・評価を行う流れのことです。

介護過程では、介護が必要な理由や、どのような介護を行ったのかなどについて記録して利用者一人一人に適したケアを明確にしていきます。
介護過程には介護過程Ⅰ・介護過程Ⅱ・介護過程Ⅲがあります。

介護過程Ⅲでは、具体例をもとに介護過程の流れをグループワークなどで実際に行います。そのため、介護過程Ⅲは通学(スクーリング)が必須となっています。

介護過程における介護計画について

介護過程には、介護計画の作成があります。介護計画とは、ケアの方法や頻度など、利用者に対してどのようなケアを行っていくのかを具体的に示したものです。

介護職員が、利用者に関する情報収集を行い、介護支援専門員が作成したケアプランを参考に計画を立てていきます。
ケアプランとは、利用者の生活向上のために必要だと考えられるケアを組み合わせて作成された計画書のことです。

介護計画の立て方について

介護計画は、下記のことを意識して作成するようにしましょう。

●どのようなケアを行うのか・ケアが必要な理由は何なのか・どのように実践していくのかが明確に記されているかどうか

●利用者の考えや気持ちが反映されているかどうか

●家族の意向が反映されているかどうか

まとめ

今回は実務者研修の受講科目である介護過程と、介護過程における介護計画についてご紹介しました。介護計画を作成する際は利用者と利用者の家族の気持ちを汲み取り、介護計画に反映させるようにしましょう。

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