介護福祉士の医学知識力について

介護・福祉の仕事が増える中、今回は介護福祉士が利用者に対応するために必要とされる、医学の知識についてみていきたいと思います。病気・障害なども多くあるこの世界で、利用者の現状に対応できるよう、さまざまな医学的知識を学んでいるはずです。

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■介護福祉士の知る医学知識

【疾患・症状】
◎便秘
◎浮腫(むくみ)
◎かゆみ
◎黄疸
◎麻痺
◎脱水症
◎骨折
◎骨粗鬆症
◎起立性低血圧
◎難聴
◎呼吸困難
◎高血圧
◎褥瘡
◎パーキンソン病
◎眼の疾患
◎脳血管疾患
◎糖尿病
◎脳性麻痺
◎認知症
◎むし歯
◎筋萎縮性側索硬化症(ALS)
◎慢性腎不全
◎肝機能障害

【医療行為など】
◎中心静脈栄養法
◎経管栄養法
◎痰の吸引
◎ストーマ
◎膀胱留置カテーテル法
◎在宅酸素療法
◎感染症
◎終末期

介護福祉士はこのような要介護高齢者の重度化が進む現在、これからの介護にはこれらの医学知識は欠かせないとされています

■よく知られる症状・病状の医学知識

◎便秘
便秘症の原因には、朝食を食べない、食事時間が不規則であるなどがあり、それが理由で1週間のうちに数回程度しか排便をしないといった症状が現れます。排便の際もしっかりと出し切った感覚がなく、残便感を覚えることもあります。

また、お腹の痛みや腹部膨満感などを自覚し、さらに便が硬くなることから、ウサギのようなコロコロとした硬い便が出ることもあり、それに伴い、切れ痔の症状などこともあります。

◎浮腫(むくみ)
浮腫(むくみ)が起こる病気としては、主に血液の循環を調節している心臓の働きが低下し(心不全)毛細血管の血液が正常に心臓に戻れず、毛細血管の圧力上昇し血管の中の水分が外ににじみ出て浮腫が生じます。

◎かゆみ
皮膚の乾燥によって、徐々に皮膚の表面を覆う皮脂膜や、その下の角質層の脂分が減り、水分の蓄えが少なくなり、皮膚のバリア機能が弱まると、外部刺激に対しとても敏感に反応してしまい、かゆみが生じます。さらにかくことによって刺激が増して、よりかゆみが強くなるという悪循環になります。

◎麻痺
麻痺症状には、身体の一部または全体を全く動かすことのできない「完全麻痺」と少しは動く「不完全麻痺」に分けられます。神経または筋肉組織の損傷、疾病などにより、筋肉の随意的な運動機能が低下または消失した状況とされます。

つまり、脳や脊髄から末梢神経までの運動神経や筋肉のどこかに障害が起こり、動かそうと思いながらも身体の一部、全体が思い通りに動かないということです。

◎骨折
外からみただけでは折れているのかどうか分からないときは、痛めた部位そっと押してみる、そこに強い痛みが生じれば骨折の可能性があります。押したときの痛みを「圧痛」といいます。圧痛は完全に折れているときだけではなく、ひびが入った状態のときもみられます。病的骨折や疲労骨折は、明らかに外力がかからなくても起こることがあります。

◎高血圧
血圧の高いことで頭痛やめまい、鼻血などの症状がみられることがあります。高血圧では合併症に注意することが大事とされ全身の血管が障害されると、脳卒中、心筋梗塞といった病気の発症につながり、最悪の場合死に至ります。

このように皆さんがよく知っている症状や病状でも、確実な医学知識としてしっかりと理解し、利用者の介護へと役立てているのです。

■まとめ

今回紹介したように介護福祉士は医学知識のレベルが高く、より多くの症状・病状の利用者に対応できるよう頑張って医学知識を学んでいるのです。

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