認知症介護実践者研修の報告書の書き方

○認知症介護実践者研修とは?
認知症介護実践者研修とは、認知症介護に関する、より実践的な知識や技術を身につけることを目的とした研修として知られています。
認知症介護実践者研修を受講する目的はスキルを身につけるだけではなく、実務においても以下の役職に就く場合においては、この研修を修了しておく必要があります。


・小規模多機能型居宅介護事業所の管理者、計画作成担当者
・認知症対応型通所介護事業所の管理者
・認知症対応型共同生活介護事業所の管理者、計画作成担当者
・看護小規模多機能型居宅介護事業所(複合型サービス)の管理者、計画作成担当者(管理者が保健師・看護師の資格を有する場合には受講の必要はない)

また、通所介護事業所において「認知症加算」を算定する場合には、
①通常の人員基準に加えて介護職員または看護職員を常勤換算で2名以上確保していること
②サービス提供時間を通じて専ら通所介護の提供にあたる認知症介護実践者研修等を修了した者を1名以上配置していること
これらの要件を満たす必要があります。
さらに、認知症関連研修の上位となる「実践リーダー研修」を受講するための必須研修となっています。

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○認知症介護実践者研修のカリキュラム
認知症介護実践者研修は基本的に講義・演習が4日間、施設実習が1日間のカリキュラムとなっています。
施設実習は自分が所属する施設または他施設実習のどちらかを選択できます。
どちらの研修でもアセスメントやケアの実践に関する計画の評価及び分析、ケアの実践報告が研修内容となっています。
そのため、施設実習の提出課題は以下の4つを作成・提出します。
・アセスメントシート
・実習計画書
・中間報告書
・報告書(最終)

○報告書の作成手順
提出課題の中でも受講者を悩ませるのが報告書です。
「どのような事を書いたら良いのか分からない」という方も多いため解説をしていきます。
報告書は、様式を主催者が準備していれば、そちらを使用すればOKです。
設問通りに記述をすれば、それほど難しくはないでしょう。
様式がない場合では、以下の設問を設定して記述をすれば作成が行いやすいと思います
①計画に対しての自己評価(1〜5段階評価など)
②計画に対した実行したこと
③自身の取り組みによって起きた変化(利用者様・自分自身)
④上手くいかなかったこと・今後の改善点
⑥感想
⑤上司・所属長からのコメント

○参考様式
こちらは公益社団法人かながわ福祉サービス振興会が主催する、認知症介護実践者研修の自施設実習経過報告シートと、自施設実習報告書の様式となっています。
参考までに確認しておきましょう。
▶自施設実習経過報告シート・自施設実習報告書のダウンロードはこちら

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