少子高齢化の進む日本では、介護職の人材は常に不足しがちな状態が続いています。別の分野で働いていた人でも、再就職先として介護職を選ぶ人は歓迎されます。
今回は、介護職に再就職する際におすすめの資格を紹介します。
超高齢社会の日本
日本の人口は、2008年の1億2808万人をピークに減少しており、2030年には1億1662万人、2060年にはなんと9000万人以下にまで減少すると予想されています。
それに伴い人口において65歳以上の高齢者の占める割合は増えていき、2015年に26.7%だったものが、2025年にはおよそ30%にまで上昇します。
需要の高まる介護職員
介護を必要とする、要介護(もしくは要支援)認定者の数は増え続けており、厚生労働省の発表では、介護職員の数に至っては2017年までの15年間でなんと3.3倍にも増えています。
要介護(もしくは要支援)認定者の数は今後も増え続ける事が予想される為、介護業界では常に人材を求めている状態が続いています。
介護職の働く場はさまざま
介護の世界には、沢山の職場があります。具体的には、次に挙げる様なものです。
〇居住型施設
有料老人ホーム、特別養護老人ホーム、グループホーム(認知症対応型共同生活介護)、介護老人保健施設、軽費老人ホーム、ケアハウス、ショートステイなど。
〇通所型施設
デイケア(通所リハビリテーション)、デイサービスセンターなど。
〇訪問型サービス
訪問介護、訪問看護、訪問リハビリ、訪問入浴介護、居宅介護支援など。
ざっと挙げただけでもこんなにも沢山の職場が介護の世界にはあります。
介護職への再就職に有利な資格
介護の世界に関心があって、何か資格を取ってから就職したいと考えているのなら、おすすめの資格は介護職員初任者研修です。
なぜなら、介護職員初任者研修を修得する事で、介護の現場で必要となる基本的な知識とスキルを身に付ける事ができるからです。
繰り返しになりますが、介護の世界は人材を常に必要としている為、無資格でも雇ってもらう事はそう、難しくありません。無資格の状態で就職して、働きながら学習し、後に資格を取る、と言う選択肢もあります。
介護職員初任者研修の取得には、講義の受講と実習からなるおよそ130時間の研修と、修了試験の合格が必要となります。
講義の受講方法は通信と通学ですが、通信で受講できるのは130時間のうち40.5時間までと言う規定があり、残りは通学で受講する必要があるので注意が必要です。
介護職員初任者研修の取得までにかかる期間は、最短ではなんと14日間ですが、3~4ヵ月掛けて学習する事もできます。それぞれの状況、在職中なのか求職中なのかなどによって、自身に適したものを選びましょう。
まとめ
今回は、介護職に再就職する際のおすすめ資格として介護職員初任者研修を紹介しました。介護業界でのキャリアアップのスタートに最も適した資格と言えるので、まずは介護職員初任者研修の取得を目指してみましょう。
コメントを残す